【マックより太る】科学的に判明している悪魔の食品


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From:井出 夕子 

 

こんにちは、井出です。

 

私の友人で極端に痩せ体質の人がいます。

 

決して少食というわけではなく適正量をちゃんと食べているにも関わらず、気を抜くとすぐに痩せてしまうのだそうです。

 

世の中こんなにダイエットで悩んでいる人がいるのに…と思ってしまいがちですが

 

「痩せられない」というのと同じくらい「太れない」という悩みを抱えている人もいるんですね。

 

そんな友人が「どうしても太りたい」と思った際に爆食している食品があります。

 

「絶対に健康には良くないんだけどこれを食べていると数日で5kg太れる」と言っていました。

 

その食品は高カロリー高糖質高脂質で「いかにも」というものであり、その話を聞いた時はそりゃそうでしょうね、と聞き流していたのですが

 

友人が言ったことを裏付ける内容の論文を最近読みました。

 

この食品、なんと調査により「一番太る食べ物」と判明しており、※1

 

太る理由というのもただ単に高カロリー高糖質高脂質だから、というわけではなかったのです。

 

これは、ダイエットを行う上で反面教材になると思い紹介させていただくことにしました。

 

この食品を摂ると太る理由を知り、その逆を心がければ太ることを回避できるからです。

 

その食品とは…

 

ずばり「ポテトチップス」です。

 

「いやいや、そんなハイカロリーで脂っこいものを食べていたら太るに決まっているでしょ」という声が聞こえてきますが、最初にお伝えした通り、ポテトチップスで太るのは単純にカロリーや糖質量、脂質量だけが理由ではないんです。

 

それでは今からポテトチップスが最悪の激太り食品である理由を説明していきます。

 

食品満腹指数が低い ※2

 

…食品満腹指数(Satiety Index)とは、複数の食べ物をそれぞれ同じカロリー値まで被験者に食べてもらい、満腹感を測定した数値のことです。

 

満腹指数(腹持ちの程度)の基準は白パン(食パン)で、これを100%として他の食材を比較し、数値が高いほど満腹度が高いというわけです。

 

食品満腹指数が高い食べ物の例として、

 

・ジャガイモ…323%

・魚…225%

・オートミールのお粥…209%

 

などが挙げられます。

 

それに対してポテトチップスの食品満腹指数はたったの91%です。

 

つまり、食べても食べてもなかなか満腹にならない、満たされないというわけなんですね。

 

たしかにポテトチップスの袋を開けて一度食べ始めると、途中で止めるのが難しかった覚えがあります。

 

(個人的にポテトチップスを食べ始め、途中でストップできる自制心のある人をすごく尊敬しています…)

 

高カロリー高糖質高脂質と三拍子揃っている上、延々と食べ続けられる食品…。

 

これで太らないわけがないですよね。

 

脳への中毒性 ※3

 

脂質の多い食品を摂ると「1日あたり約990kcal分も余計な食欲が増える」という恐ろしいデータがあります。

 

身近な食べ物に換算すると、ご飯(白飯)が約2合分、パスタだったら約2人分、小さなハンバーガー4個分くらいになります。

 

日常の3食+上記の量が食べられるような食欲になってしまうということです。

 

このような状態になってしまう理由の1つが、私たちの脳の仕組みにあります。

 

原始時代、生き延びるためにカロリーは貴重なものでした。

 

いかにカロリーを補給することができるか、ということが最優先事項として脳にインプットされているのです。

 

ご存知かもしれませんが三大栄養素(たんぱく質・糖質・脂質)の中で、たんぱく質と糖質のカロリーが1gあたり約4kcalなのに対し、脂質は約9kcalと他の栄養素の倍以上ものカロリーを持っています。

 

そんなわけで脂質の多い食物はカロリーを大量に補給できるものとして貴重なものであり、「積極的に食べなさい」とDNAに刻み込まれています。

 

また、そういった高脂質の物を摂ると脳の報酬系ホルモンと呼ばれる快楽物質ドーパミンが分泌されるため、幸福感に包まれます。

 

その幸福感・快楽のためにさらに食べたくなる…といった悪循環が繰り返されるのです。

 

以上がポテトチップスが高カロリー高糖質高脂質というだけではなく、食べ始めると食欲を暴走させ、止められない・止まらない状態にさせてしまうというダイエットにおいて最悪の食べ物である理由となります。

 

ポテトチップスへの欲求というのは、ただ美味しいから、というだけではなく脳に働きかけるもの、大げさに言えば麻薬と同じような中毒であるため、一度食べ始めるとなかなか抜け出しにくいものです。

 

ですから、できるだけ食べずに代わりに満腹度数の高いたんぱく質が多いお肉やお魚、炭水化物であればオートミールを食べるようにしましょう。

 

「もう既にポテトチップス依存かも…」という場合もあるかもしれませんね。

 

私の周りでも「ボディメイクを始めてから甘いお菓子は欲しくなくなったけれど、ポテチだけは止められない」と言う人が結構います。

 

そういった場合は、代理食品を利用してみましょう。

 

主に大豆を原料としたチップス系のお菓子の種類が最近増えてきているように感じます。

 

大豆でできているので低糖質というだけでなく、植物性たんぱく質も摂れるので一石二鳥ですよ。

 

面倒でなければ手作りの豆腐チップスなどもオススメです。

 

作り方は意外と簡単で、水切りした豆腐をできるだけ薄く切り、クッキングシートの上に乗せて好きな味(ポテチに近づけたかったら、のり塩やコンソメなどが良いと思います)をつけてから600Wのレンジで8分ほど加熱すればできあがりです。

 

(焦げやすいので注意してください)

 

ザクザクとした歯ごたえの低カロリー低糖質低脂質なチップスを楽しめますよ。

 

美味しい物・好きな物を諦めるのではなく、ちょっとした工夫で我慢するストレスを減らしながら、ダイエットを続けていきたいですね。

 

それではまた。

 

ありがとうございました。

 

井出 夕子

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【引用文献・参考文献】

 

Consumption Of Specific Foods And Beverages And Excess Weight Gain Among Children And Adolescents ※1

https://www.healthaffairs.org/doi/full/10.1377/hlthaff.2015.0434?sid=358ef21e-c600-4927-b09e-038fe4880cfd

 

A satiety index of common foods ※2

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/7498104/

 

Differing effects of high-fat or high-carbohydrate meals on food hedonics in overweight and obese individuals ※3

https://www.cambridge.org/core/journals/british-journal-of-nutrition/article/differing-effects-of-highfat-or-highcarbohydrate-meals-on-food-hedonics-in-overweight-and-obese-individuals/364F6C8631413BC6B48C8F7DC4F04261