買ってはいけないプロテイン


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From:井出 夕子 

 

こんにちは、井出です。

 

ボディメイクやダイエットにほぼ必須アイテムといえば「プロテイン」ですよね。

 

以前はガチのトレーニーやボディビルダー、アスリートが使うもの、といったイメージがありましたが、

 

現在ではダイエット中の若い女性がぜい肉を落としつつも筋肉量を減らさず綺麗に痩せるために飲んでいたり、

 

また、ダイエット目的でなくてもたんぱく質は身体の材料なので美しい肌や爪、髪を作るために美容目的で飲んでいる人など

 

かなりの市民権を得ていますよね。

 

どのコンビニやスーパーに行っても手軽に買うことができます。

 

そして個人的に驚きなのがその種類の豊富さです。

 

色んな味があるのはもちろん、コラーゲンが配合されていたり、ビタミン類をはじめとしたミネラル成分含有したものなど色々なタイプがあります。

 

また、価格帯もピンからキリまで様々ですよね。

 

毎日摂取するものならできるだけ安いものを…と思うのが人の常ですが

 

実は購入をあまりオススメできない商品というものが残念ながら存在します。

 

それはどんなプロテインなのかと言うと…

 

水増ししているもの

 

…プロテインの成分のうち、ロイシンをはじめとした必須アミノ酸、いわゆるBCAAの含有量を多くしようと思うと、どうしてもコストがかかってしまいます。

 

そこで、行われがちなことが「安いアミノ酸を混ぜる」といったことです。

 

アミノ酸には数多くの種類がありますが、筋肥大に効果的なものとそうでないものがあります。

 

安くてあまり効果のないアミノ酸を混ぜても、アミノ酸量=たんぱく質量としてカウントされますので、結果「安価だけどたんぱく質量が異常に多いプロテイン」を作ることができるのです。

 

プロテイン摂取の目的の1つとして、たんぱく質を効率良く摂るため、ということが挙げられます。

 

よってたんぱく質の含有量に目が行きがちですが、このようにたんぱく質の水増しということは比較的簡単に行われやすいのです。

 

アメリカのBody Fortressという会社に対して集団訴訟がありました。※1

 

この会社は信じられないくらい安い価格で「ホエイプロテイン」と表示したサプリメントを売っていたのですが、その内容は1/3以上が「遊離アミノ酸グリシン」という安いアミノ酸だったのです。

 

このグリシンは分析するとただ「たんぱく質」として検出されるので、簡単でバレにくい水増し方法として使われるようです。

 

成分表に

 

・プロテインブレンド

・アミノマトリックス

 

といった記載があるプロテインは要注意です。

 

どちらも「プロテインに様々な成分を混ぜている」といった意味があるのですが、前述のように非必須アミノ酸や他の成分を混ぜている場合にも使われる表現です。

 

その全部が全部、というわけではないのですが、水増しが行われている可能性があるので注意しましょう。

 

逆に成分の割合として

 

・全体の11%以上がロイシン

・ロイシンを含むBCAAが全体の25%

 

を占めているものは良質なプロテインと言えるのですが、製造側に表示義務はないため、見分けるのは難しいです…。

 

このような表示がしっかりされているものを選ぶようにすると同時に、プロテインの平均価格帯を知り、あまりに安いものを買うのは控えた方が良さそうです。

 

重金属の混入

 

…プロテインをはじめとするサプリメントの製造過程において、身体に有害な重金属が混入してしまうことがあります。

 

個人的にこの問題が一番深刻だと思っています。

 

2013年、イギリスのラフバラー大学にて市場に出回っているプロテインの品質のチェックが行われました。※2

 

その結果、驚くべきことに市場にあるプロテインのうち

 

・70%から少量の鉛

・74%からカドミウム

・55%からBPA(ビスフェノールAという化学物質でプラスチックの原料)

 

が検出されたとのことです。

 

これらの重金属は私たちの身体には有害で、摂取することにより疲労感が増したり、代謝がうまく機能しなくなるリスクがあると言われています。

 

この調査は約10年前の海外(イギリス)のものなので、現在の日本とはまた状況が違うとは思いたいのですが、外国産のプロテインもかなりの量が流通されているので、全く無視して良い、とも言い切れないと思います。

 

こういった品質の問題については、信頼できる製造元で作られた商品を選ぶことで回避できる可能性が高まります。

 

何でもかんでも有名で大きな会社の商品を購入すれば良い、有名でない会社は良くない、という意味ではないのですが、顧客が多い企業ほどその分商品に対して多くの消費者に注目され、多くの意見や要望があり、それらに応えようと努めています。

 

それ故に品質管理体制が整い、商品として出荷されるまでに厳密な品質チェックがされていることが多いと言えるでしょう。

 

(ちなみに自社製品の宣伝のようで恐縮なのですが、24/7の商品に関しては定期的に会員様からアンケートなどを通してご意見をいただき、品質向上やサービス改善に反映するようにしております。)

 

「安い物には訳がある」と言いますが、その言葉はプロテインにも当てはまるのですね。

 

異常に安価で無名なプロテインには注意した方が良い、というお話でしたが、いかがだったでしょうか?

 

周囲を見回しても、「特別なサプリメントは飲んでいないけれど、唯一プロテインは飲んでいる」と言う人も多いくらい、プロテインは私たちに身近な栄養補助食品です。

 

肉や魚から摂るよりもダイレクトにたんぱく質を摂取することができるので、非常に役立つものではあるのですが、ただただ飲めば良い、というわけではないようです。

 

価格のみに注目せず、安全で効果の高いプロテインを選ぶようにして、効率的にボディメイクを頑張っていきましょう。

 

それでは、また。

 

ありがとうございました。

 

井出 夕子

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【引用文献・参考文献】

Amino Acid Spiking Scam: Is Your Protein Really PROTEIN? ※1
https://blog.priceplow.com/protein-scam-amino-acid-spiking

Alert: Body Fortress, New Whey Accused of “Amino Acid Spiking” ※1
https://unjury.com/newsletters/alert-body-fortress-new-whey-accused-of-amino-acid-spiking/

Quality assurance issues in the use of dietary supplements, with special reference to protein supplements ※2
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/24027186/

U.S. Food and Drug Administration
https://www.fda.gov/inspections-compliance-enforcement-and-criminal-investigations/warning-letters/about-warning-and-close-out-letters