たまごは1日何個まで?


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From:渡邊 麟太郎

 

こんにちは渡邊です。

 

突然ですが、あなたはたまごをダイエット中に食べますか?

 

ぼくはテレワーク中の間食でゆでたまごを食べたり…

 

筋トレの後に食べたり…何かと毎日たまごを食べています。

 

たまごは食物繊維とビタミンC以外の栄養素を全て含んでいるため「完全栄養食」と言われています。

 

糖質量は低くダイエッターにとってはかなり嬉しい食材です。

 

でも、たまごは1日1個までが適切なんて言われる時代もありましたよね。

 

実際に、1日に何個もたまごを食べても良いのでしょうか?

 

調べてみると…

 

1日2〜3個までだと特に問題ないようです。

 

日本卵業協会では、1日2〜3個食べる分に関しては、コレステロール値は上昇しないという報告がされています。

※アレルギーがある場合やたまごだけで栄養を取ろうとする場合や例外。

 

なので、これらを目安にするといいかもしれません。

 

次に、たまごを食べるメリットについてご紹介します。

 

たまごを1日3個摂取することでメタボリックシンドロームに罹患(りかん)するリスクが低下するという研究がありました。

※罹患(りかん)とは病気にかかること。

 

韓国の成人男女(40歳以上)を対象に身体検査とアンケートにより2,887名(男性1,115名、女性1,772名)を募集しました。

 

その後、集まった人の中からメタボリックシンドローム者を除き、1,663名(男性675名、女性958名)を以下のグループに分けて、約3年間の追跡調査を行いました。

 

・たまごを3個/週以上摂取するグループ

 

・たまごを摂取しないグループ

 

3年間の調査後、1,663名のうち、たまごを3個/週以上摂取するグループは、摂取しないグループと比較すると、男女共にメタボリックシンドロームにかかるリスクが低かったという結果になりました。

 

この結果に起因しているのは、たまごに含まれているコリンという栄養素と言われています。

 

コリンは、血管を拡張させて血圧を低下させるために、高血圧の予防効果があり、コレステロールや中性脂肪に働きかけるため、メタボ予防に効果があります。

 

最後に、たまごが筋肉の発達に役立ち、特に全卵はたんぱく質の合成量を高めるという研究をご紹介します。

 

研究は10人の健康な男性を対象に行われ、被験者達は以下の2グループに分けられました。

 

A:3個のたまごを食べる

B:3個のたまごの白身だけを食べる

 

たまごを食べるタイミングは筋トレ直後で、それから5時間後にたんぱく質合成量を調べました。

 

研究はどうなったかというと「2グループともに筋トレ後の合成量が高まったが、特にAグループはBグループと比較して42%も合成量が高かった」という結果になりました。

 

この結果になった理由としては、全卵と白身のみを比較した時に全卵の方がアルギニンが30%多いというのが原因だと考えられています。

 

全卵に含まれるアルギニンには全身の血管の拡張効果があり、血流量が増え、より多くのアミノ酸を筋肉に届けることができ、たんぱく質の合成を高められるのですね。

 

というわけで、今日はたまごについてお伝えさせていただきました。

 

メタボ予防や筋トレにも役立つのはもちろん、栄養価も高いので、ぜひあなたのダイエットにお役立てください。

 

それでは、また。

 

ありがとうございました。

 

-渡邊 麟太郎

 

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【参考・引用文献】

日卵協.タマゴQ&A.日卵協ホームページ.

http://www.nichirankyo.or.jp/qa/eiyou.htm#:~:text=%E3%81%8F%E3%82%8C%E3%81%BE%E3%81%99%E3%81%8B%EF%BC%9F-,%EF%BC%B1%EF%BC%91%20%E5%8D%B5%E3%81%AF%E4%B8%80%E6%97%A5%E4%BD%95%E5%80%8B%E3%81%BE%E3%81%A7%E9%A3%9F%E3%81%B9%E3%81%A6,%E3%81%93%E3%81%A8%E3%82%92%E3%81%8A%E3%81%99%E3%81%99%E3%82%81%E3%81%97%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82

(参考2024/02/29)

 

Stephen B. Kritchevsky.A Review of Scientific Research and Recommendations Regarding Eggs.テイラーとフランシスのオンラインホームページ.Journal of the American College of Nutrition.Pages 596S-600S.2004

https://www.tandfonline.com/doi/abs/10.1080/07315724.2004.10719429#.UvNz1bT1adA

(参考2024/02/29)

 

「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」(文部科学省)

https://fooddb.mext.go.jp/

 

WOO, Hye Won; CHOI, Bo Youl; KIM, Mi Kyung. Cross-sectional and longitudinal associations between egg consumption and metabolic syndrome in adults [greater than or equal to] 40 Years old: the Yangpyeong cohort of the Korean genome and epidemiology study (KoGES_Yangpyeong). PLoS One, 2016, 11.1.*1

 

一般社団法人日本養鶏.たまごの知識.一般社団法人日本養鶏ホームページ

https://www.jpa.or.jp/chishiki/no17/006.html*2

(参考2024/02/29)

 

VAN VLIET, Stephan, et al. Consumption of whole eggs promotes greater stimulation of postexercise muscle protein synthesis than consumption of isonitrogenous amounts of egg whites in young men. The American journal of clinical nutrition, 2017, 106.6: 1401-1412.*3

 

MATSUOKA, Ryosuke, et al. Dietary egg-white protein increases body protein mass and reduces body fat mass through an acceleration of hepatic β-oxidation in rats. British Journal of Nutrition, 2017, 118.6: 423-430.