
From:渡邊 麟太郎
こんにちは
渡邊です。
あなたはたまごをダイエット中に食べますか?
最近値上がりが激しく、卵の卸売価格 去年同月比65%余値上がり!
なんてニュースも見ましたが、
たまごは食物繊維とビタミンC以外の栄養素を全て含んでいるため「完全栄養食」と言われています。
ぼくはテレワーク中の間食でゆでたまごを食べたり…
筋トレの後に食べたり…
何かと毎日たまごを食べています。
糖質量は低くダイエッターにとってはかなり嬉しい食材です。
でも、たまごは…
1日1個までが適切!
なんて言われる時代もありましたよね。
実際に、1日に何個もたまごを食べても良いのでしょうか?
調べてみると…
1日2〜3個までだと特に問題ないようです。
日本卵業協会では、上記の摂取量を食べることに関しては、コレステロール値は上昇しないという報告がされています。*1
※アレルギーがある場合やたまごだけで栄養を取ろうとする場合は例外。
なので、これらを目安にするといいかもしれません。
次に、ダイエットでたまごを食べるメリットを調べた研究をご紹介します。
たまごを1日3個摂取することでメタボリックシンドロームに罹患(りかん)するリスクが低下するというデータがありました。*2
※罹患(りかん)とは病気にかかること。
韓国の成人男女(40歳以上)を対象に身体検査とアンケートにより2,887名(男性1,115名、女性1,772名)を募集しました。
その後、集まった人の中からメタボリックシンドローム者を除き、1,663名(男性675名、女性958名)を以下のグループに分けて、約3年間の追跡調査を行いました。
・たまごを3個/週以上摂取するグループ
・たまごを摂取しないグループ
すると、1,663名のうち、たまごを3個/週以上摂取するグループは、摂取しないグループと比較すると、男女共にメタボリックシンドロームにかかるリスクが低かったという結果になりました。
対象が日本人ではなく生活習慣にも違いがあり、また体質にもよりますが、調査対象の数も多く、長期研究なのでメタボ予防にはある程度の信頼性があるかなと言えます。
最後に、たまごの摂取が筋肉の発達に役立つ!という研究をご紹介します。
健康な男性を数名を2つのグループに分け、筋トレ直後に全卵or卵白のみを食べた身体のたんぱく質合成量を調べました。
その結果、「2グループともに筋トレ後の合成量が高まったが、特に全卵を食べたグループはと比較して合成量が高かった」という結果になりました。
これもダイエッターにとっては嬉しい結果ですよね。
というわけで、今日はたまごについてお伝えさせていただきました。
コンビニでもスーパーでも手軽に手に入るのでぜひ、沢山食べていきましょう。
メタボ予防や筋トレにも役立つのはもちろん、栄養価も高いので、ぜひあなたのダイエットにお役立てください。
それでは、また。
ありがとうございました。
-渡邊 麟太郎
【引用文献・参考文献】
日卵協、タマゴQ&A *1
http://www.nichirankyo.or.jp/qa/eiyou.htm#:~:text=くれますか?-,Q1%20卵は一日何個まで食べて,ことをおすすめします。
卵摂取でメタボリックシンドロームのリスクが低減(横断研究)*2
Woo HW et al., Cross-sectional and longitudinal associations between egg consumption and metabolic syndrome in adults 40 years old: The Yangpyeong Cohort of the Korean Genome and Epidemiology Study (KoGES_Yangpyeong). PLoS One., 2016, 11: e0147729.*1
https://journals.plos.org/plosone/article?id=10.1371/journal.pone.0147729
Am J Clin Nutr. 2017 Dec;106(6):1401-1412. doi: 10.3945/ajcn.117.159855. Epub 2017 Oct 4. *3
Consumption of whole eggs promotes greater stimulation of postexercise muscle protein synthesis than consumption of isonitrogenous amounts of egg whites in young men.