
From:吉田 将司
こんにちは、吉田です。
4月も中旬に差し掛かり私の天敵ヒノキ花粉の飛散がピークになりました。
ヒノキ花粉との付き合いは私が保育園に通っていた頃、
近所の山で遊んでいたらくしゃみが止まらなくなった時以来、犬猿の仲になりました。
そのため、毎年この時期は24時間ほとんどマスクをつけて生活しています。
(コロナが流行り始めた頃よりもマスクが手放せません)
そんな生活を送っている中、最近ある食材に花粉症を和らげる効果が期待できると知りました。
しかもその食材は、ダイエットにも嬉しい効果があるそうです。
その食材とは…
大葉(青じそ)です。
大葉と青じそは地域によって呼び名が違うそうですが、食材としては全く同じものです。
そんな大葉に含まれている「ロスマリン酸」という成分にはアレルギー症状を抑え*1、体重や血糖値の上昇を抑える働きがある*2と言われています。
■アレルギーを抑える効果
アレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎の患者に、ロスマリン酸が含まれたシソの加工食品を21日摂取させました。
その結果、鼻のかゆみ、涙目、目のかゆみなどのアレルギー症状が改善されたそうです。
目や鼻のかゆみはうっとうしく辛い症状なので、ロスマリン酸の摂取で少しでも改善されるとしたら本当に助かります!
■体重と血糖値を抑える効果
糖質だけを与えたマウスと、ロスマリン酸と糖質の両方を与えたマウスの体重や血糖値の変化を比較しました。
その結果、ロスマリン酸を与えたマウスは体重増加と血糖値上昇が抑えられ、さらにインスリンの分泌量も抑えられたことがわかりました。
このことから、ロスマリン酸にはダイエット効果があると示唆されたそうです。
大葉が原料になっている青じそドレッシングってヘルシーなイメージがありますが、本当にダイエット効果が期待できるとは驚きですね。
また、このほかにも
・代謝を促進するビタミンB群
・むくみを抑えるカリウム
・抗酸化作用で若々しさを維持するβカロテン
などといった嬉しい栄養素も満載です。
そんな大葉の食べ方ですが、細かく千切りにして薬味として使うのがオススメです。
例えば、サラダやお肉料理などを盛りつけた後にちょっと乗せるだけで、料理の色合いや見た目がグッとよくなりますよね。
実際に食べても大葉の風味が良いアクセントになるはずです!
また、個人的には魚の刺身を良く食べるので、その付け合わせとしても最高です。
ただ小さなお子さんがいる家庭だと、子供が大葉の風味が苦手で料理に入れづらいということもあるでしょう。
そんな時は、焼き料理に具材として入れて加熱することをオススメします。
加熱することで風味を飛ばし、食べやすくなりますよ。
またちょっと荒業ですが、「木を隠すなら森の中」ということわざにあやかって、納豆などの匂いが強い料理に混ぜるのもおすすめです。
多少は匂いを緩和できるでしょう。
ぜひボディメイクと花粉症に効果が期待される「大葉」を食べてみてはいかがでしょうか?
それでは、また。
ありがとうございました。
–吉田 将司
【参考文献】
*1 Extract of Perilla frutescens enriched for rosmarinic acid, a polyphenolic phytochemical, inhibits seasonal allergic rhinoconjunctivitis in humans
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/14988517/
*2 Effect of rosmarinic acid on insulin sensitivity, glyoxalase system and oxidative
events in liver of fructose-fed mice.
https://citeseerx.ist.psu.edu/viewdoc/download?doi=10.1.1.528.1082&rep=rep1&type=pdf