
From:吉田 将司
こんにちは吉田です。
突然ですが、今、あなたはこのメルマガをどんな“姿勢”で読んでいますか?
背筋がピンと伸びた正しい姿勢なら問題ありませんが、
背筋が丸まった、いわゆる「猫背」になっているなら、今すぐ姿勢を正してください!
なぜなら、猫背には3つのデメリットがあり、
あなたのダイエットを阻害しているかもしれないからです。
そこで今回のメルマガでは、猫背をすぐに治したくなる3つのデメリットと、具体的な治し方について解説していきます。
猫背のデメリットは、主に3つあります。
1.代謝が上がりにくい
2.自律神経が乱れやすくなる
3.思考がネガティブになりやすい
順番に解説していきます。
代謝が上がりにくい
人間の体には姿勢を支える重要な筋肉として、
■背中
・広背筋(こうはいきん)
・脊柱起立筋(せきちゅうきりつきん)
■骨盤周り
・腹筋・腸腰筋(ちょうようきん)
■下半身
・大腿四頭筋(だいたいしとうきん)
・大殿筋(だいでんきん)
・下腿三頭筋(かたいさんとうきん)
があります。
私たちが2本の足で立っていられるのは、これらの抗重力筋が働くことによって重力に逆らい、姿勢を維持できているからなんです。
また、これらの筋肉は他の筋肉と比べても大きく、さらにエネルギーの消費量も大きいという特徴があります。
そのため猫背のように楽な姿勢をとり続けると、大きい筋肉が使われないのでなかなか代謝が上がりません。*1
反対に、猫背改善のために抗重力筋を鍛えれば、今よりも代謝がよくなるでしょう。
自律神経が乱れやすい
自律神経について簡単に説明すると、呼吸器や消化器など自分の意志とは関係なく自動で活動する器官の調整を行う神経のことです。
この自律神経には、血圧を上げ心拍数を増加させて心と体を興奮状態にする「交感神経」と、反対に血圧を下げて心拍数を減少させて心と体をリラックス状態にする「副交感神経」の2つがあります。
交感神経と副交感神経は車のアクセルとブレーキのような存在で、両方が交互に作用することで健康が保たれているのです。
しかし猫背によって背中が丸まってしまうと、呼吸をサポートする横隔膜(おうかくまく)や肋骨(ろっこつ)がうまく広がらず、呼吸が浅くなります。
呼吸が浅くなると体内の酸素が不足してしまい、呼吸の回数を増やそうと交感神経が優位な状態が続き、自律神経のバランスが乱れる原因となるのです。*2
交感神経が優位な状態が続くと血管が収縮して血流が悪くなり、筋肉への栄養補給が滞って筋肉が縮み代謝が落ちてしまいます。
また、消化器官の動きも抑制され、消化が滞り便秘やポッコリお腹になりやすくなります。
思考がネガティブになりやすい
自律神経の乱れに付随して、猫背の人は思考がネガティブになりやすい傾向があります。
早稲田大学の鈴木教授が行った研究では、男女332人の大学生を対象に姿勢の評価を中心とした調査が行われました。
・体の自己評価
・抑うつ気分
・健康感
・自尊心
これら4項目と姿勢の関係を調べたところ、自分の姿勢の評価が低い人ほど抑うつ気分が強く、健康感の評価も低い傾向にあることがわかりました。*3
ネガティブな思考だと「ダイエットを頑張ってもどうせ痩せない」「自分なんかには無理」といった思い込みでやる気を失い、挫折する原因になってしまいます。
猫背を改善する方法
次に猫背を改善する方法について解説します。
猫背を改善するためには、日常的に姿勢を正す意識が重要です。
まずは正しい姿勢ができるかチェックしてみましょう。
<正しい姿勢のチェック方法>
1.壁を背にして立ちます。
2.あごを軽く引いて胸を張ります。
3.後頭部・肩甲骨・お尻・かかとを壁につけます。
4.腰と壁に手のひらがギリギリ入るくらいのすき間ができるくらいが良い姿勢です。
出典:良い姿勢・悪い姿勢
https://www.itoortho.jp/youtu_info/posture.html
この姿勢がちょっときついという場合は、胸と背中の筋肉が硬くなっている可能性があるので、筋肉をほぐすストレッチをすると良いでしょう。
下記の2つは自宅でできる簡単なストレッチなので、ぜひ取り組んでみてくださいね。
胸のストレッチ
<参考動画>
【やり方】
1.立ったまま両手のひらを腰に当てます。
2.肘を後ろに引いて背中側でくっつけるように寄せます。
(肘がくっつかなくて大丈夫です)
3.胸を張り、天井を見上げます。
4.胸の筋肉の伸びを感じたまま30秒キープします。
5.このストレッチを1日4~5回、気がついたタイミングでやりましょう。
背中のストレッチ
<参考動画>
※2分31秒から
【やり方】
1.正座をして手を体の前で組みます。
(手のひらを内側に向けてください)
2.手を斜め上、顔よりもちょっと高い位置に突き出していきます。
3.手を突き出したまま、猫背にして背中を丸めます。
4.背中の筋肉の伸びを感じたまま30秒キープします。
5.このストレッチを1日4~5回、気がついたタイミングでやりましょう。
これらのストレッチを日常的に取り入れることで、胸と背中の筋肉の柔軟性が保たれて正しい姿勢を維持しやすくなりますよ。
また、猫背は1日、2日で治るものではありませんが、毎日継続して取り組めば徐々に改善されていきますし、ダイエットの効果アップも期待できるでしょう。
ぜひ今日のメルマガを参考に、猫背改善に取り組んでみてくださいね。
それでは、また。
ありがとうございました。
-吉田 将司
まだ間に合います!
最短最速で痩せるなら…
90,000人以上に選ばれた短期集中ダイエット!
【参考文献】
*1 猫背
https://toyohira-seikotsu.com/contents/nekoze/
*2 姿勢とメンタルヘルス
https://heisei-ikai.or.jp/column/good-posture/
*3 姿勢の研究
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jahp/9/1/9_1/_article/-char/ja/