
From:吉田 将司
こんにちは、吉田です。
突然ですがあなたは思わず独り言を言っちゃうことはありますか?
私の場合、仕事が終わった時に「疲れたー」とか、運がいいことが続いたときに「ラッキー」などよく独り言を言っています。
実はこれらの独り言は科学的に「セルフトーク」と呼ばれ、人間のメンタルや肉体に良い影響を与えると言われています。
つまり、セルフトークを効果的に使うことでボディメイクのやる気を高めたり食事のコントロールがしやすくなったりと、様々な効果が期待できるでしょう!
そこで今回のメルマガでは、ボディメイクに役立てられるセルフトーク術をご紹介します。
まずは、セルフトークで積極的に使ってほしい言葉についてご紹介します。
それは…
ポジティブな言葉です。
これはセルフトークの精神生理学的効果を調査した研究で明らかになりました。
この研究では19歳から25歳の健康な男性が、
・ポジティブな言葉をセルフトークをした時
(「自分ならやれる」「○○できる」など前向きになる言葉を独り言で呟いた時)
・ネガティブな言葉をセルフトークをした時
(「もうだめだ」「絶対に無理」など後ろ向きな言葉を独り言で呟いた時)
・セルフトークをしない安静時
これら3つの条件を1分ずつ続けた時に脳にどのような変化が現れるか調べました。
研究の結果、ポジティブなセルフトークをした時だけ運動を司る中心部の脳活動が活発化したそうです。*1
また別の研究では、非一人称のセルフトークに取り組むと自己制御能力が向上するという研究結果も出ています。*2
※非一人称のセルフトーク:第三者視点で自分に語り掛けるセルフトークのこと
(例:「あなたなら大丈夫」「あなたならこれくらいのこと簡単にできる」など、「私」「僕」「俺」等の一人称を使わずに行うセルフトーク)
つまり、セルフトークで自分を鼓舞(こぶ)することで前向きな気持ちになり、やる気が出るというわけです。
このセルフトークの効果は、ダイエットやボディメイクなどにも応用できます。
例えば、
・トレーニングをする前、気持ちを高めるために「今日はやるぞ」「(自分の名前)なら絶対にできる」と1分ほどセルフトークする時間を作ってみる。
・お菓子やスイーツが食べたくなった時に「(自分の名前)なら絶対に我慢できる」「(自分の名前)は意思が強い」と唱えながら1分ほど我慢してみる。
といった感じで、日常生活の中でやる気を高めたい時や誘惑に負けそうな時に取り組んでみてください。
きっとボディメイクにプラスの効果が得られると思いますよ。
それでは、また。
ありがとうございました。
–吉田 将司
【参考文献】
*1 セルフトークの精神生理学的効果について
https://cir.nii.ac.jp/crid/1390564238039028352
*2 非1人称セルフトークが自己制御に及ぼす影響
https://cir.nii.ac.jp/crid/1390571547634917760