日本が世界イチ食べてるダイエット食材!?


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From:高橋 一義

 

こんにちは高橋です。

 

先日、アメリカに住んでいる友達と久しぶりにZoomでおしゃべりしました。

 

「コロナの自粛で食事はどうしてる?」という話から食べ物の話題になり、彼は数年前に渡米したのですが、日本のある食べ物が忘れられないと話していました。

 

アメリカでもそれを食べることは出来るのですが、全然おいしくないそうです。

 

そもそもその食材を食べる習慣がアメリカにはないのだと言っていました。

 

それは日本での消費量が世界中でダントツ1位の食材です。

 

この食べ物は低糖質・低脂質で、さらにダイエッターにとって嬉しい栄養をたくさん含んでいるものなのですが、何だか分かりますでしょうか?

 

その食材とは…タコです。

 

タコは食べられない骨や皮がなく料理しやすい食材として、日本やヨーロッパの南部、韓国、タイなどで古くから好んで食べられています。

 

そして、日本は世界一のタコ消費国であり年間十数万トンが消費されていて、これは世界で捕れているタコの半分以上なのだそうです。※1

 

しかし、ヨーロッパ中部・北部などの地域ではデビルフィッシュ(悪魔の魚)と呼ばれて避けられており、世界で見てもタコを食べない文化圏も少なくありません。

 

ただ、個人的にタコは週に何回も食べるイメージがなかったので、日本がこれほど他の国よりもタコを食べているのは驚きでした。

 

タコは100gあたり糖質0.1g、脂質0.7gと低脂質・低脂質なだけでなく、ダイエット中に摂りたい栄養をたくさん含んだ食材です。※2

 

今回は、ダイエット中にオススメしたい食材としてタコをご紹介していきます。

 

たんぱく質が多い

 

一般的に日本で多く食べられているマダコには100gあたり16.4gのたんぱく質が含まれています。

 

市販のプロテイン約1杯分くらいの量があるんですね。

 

たんぱく質は筋肉を作り出す材料となります。

 

筋肉量が増えることでエネルギーの消費量がアップするので、たんぱく質は欠かさないように摂りたい栄養です。

 

タウリン

 

タコに豊富に含まれているタウリンという栄養は血中のコレステロールを抑えて肝機能の改善が期待できます。

 

肝臓は糖質・脂質の代謝を行う器官なので、肝臓の状態をベストに保つためにも肝臓に良い栄養は積極的に摂っておきたいです。

 

DHA

 

タコに含まれるDHAという成分は人の体内で作り出すことができず、食事で摂る必要がある必須脂肪酸です。

 

魚介類に多く含まれているもので、肝臓で中性脂肪が増えるのを抑えてくれると言われています。

 

ビタミンE

 

ビタミンEは抗酸化作用が非常に強く、細胞の酸化を防ぐため、肌の老化防止が期待できます。※3

 

ナイアシン

 

ナイアシンは糖質・脂質の分解を助けたり、エネルギーを作りだしたりする水溶性のビタミンです。

 

注意点として、タコのビタミンは水に溶ける性質があるため、ゆでるとゆで汁に溶け出てしまいます。

 

生で調理するサラダやマリネ、煮物にするなどの食べ方がオススメですよ。

 

ちなみに、私の友人が日本で食べた忘れられないタコ料理は、お祭りの屋台で食べたタコ焼きとタコの串焼きだそうです。

 

このタコ焼きですが、小麦粉を使っていて糖質量が高くなりがちなので糖質コントロール中には注意したいです。

 

一方、ビタミンEやナイアシンは熱に強いのでタコの串焼きはオススメの食べ方です。

 

最後に、糖質コントロール中にピッタリな私イチオシのタコ料理レシピをご紹介します。

 

タコとエビの低糖質アヒージョ 4人分

 

1人分あたり たんぱく質15.2g 糖質1.1g 脂質22g

 

マダコ 1パック

 

むきえび 100g

 

ブロッコリー 1/2株(100g)

 

マッシュルーム 100g

 

ニンニク 1片

 

オリーブオイル 大さじ5杯

 

バター 10g

 

塩コショウ 少々

 

1. ニンニクをみじん切りにし、タコ・マッシュルーム・ブロッコリーを食べやすい大きさに切ります

 

2.  鍋にオリーブオイル、バター、ニンニクを入れて弱火で加熱します

 

3. ニンニクの香りが立ってきたらタコ、エビ、マッシュルーム、ブロッコリーを入れて弱火のまま煮込みます

 

4. 10分経ったら盛り付けて完成です。味が薄ければ塩コショウを足して調整します

 

ニンニクとオリーブオイルの香りがタコとエビによくからんでおいしいです。

 

アヒージョはオリーブオイルをたっぷり使う料理で脂質量が多いため、脂質コントロール中の場合は注意してください。

 

今回はダイエットにオススメの食材としてタコをご紹介しました。

 

もし「最近タコあまり食べていないな」という場合は、食卓に並べてみてはいかがでしょうか。

 

それでは、また。

 

ありがとうございました。

 

-高橋 一義

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【引用・参考文献】

※1 「タコ せとうちネット」 (環境省)

https://www.env.go.jp/water/heisa/heisa_net/setouchiNet/seto/g1/g1chapter1/ikimono/tako.html(参照 2024年4月25日)

 

※2 「食品成分データベース」 (文部科学省)

https://fooddb.mext.go.jp/index.pl

(参照 2024年4月25日)

 

※3 「抗酸化ビタミン」(厚生労働省)

https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/food/ye-008.html

(参照 2024年4月25日)