減量につながる身近なアイテムとは?


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From:木谷 正人

 

こんにちは。木谷 正人です。

 

あなたは、ダイエット的には避けたほうが良いのに、つい食べてしまう食品はありますか?

 

例えば、糖質量が高めのスイーツやジュース類などです。

 

ちなみに過去の私は、チョコ(明治のgalbo)を毎朝食べる習慣が中々やめられませんでした…。

 

食べたいという欲求を抑えるのは難しいものですよね。

 

なので、つい食べてしまった経験がある人はそれなりにいるのではないかと思うのですが…

 

もしあなたに心当たりがあるのなら、朗報です。

 

実は、身近なアイテムで「控えたほうが良いと分かっている食べ物」の食べる量を減らせることが研究で判明しています。

 

そのアイテムはおそらくどこの家庭にも1つはあると思います。

 

とても簡単なので、ぜひ実践してみてください。

 

余計なカロリーや糖質を控えることにつながりますし、ダイエット成功率UPにもつながるはずですよ。

 

では、そのアイテムとは…です。

 

控えたほうが良いと分かっているものを食べる際、鏡を目の前に置くことで、その食べ物の摂取量が減らせることが研究で判明しています。※1

 

その研究は鏡と自己認識について調査されたもので、2015年にセントラルフロリダ大学によって発表されました。

 

かいつまんでお伝えすると、鏡の前で「控えたほうが良いと分かっている食べ物」を食べると、美味しいと感じにくくなると報告されているのです。

 

このメカニズムは、次のように解説されています。

 

まず、鏡をおいて自分を映すことで自己認識を誘発し、自分を客観的に見る能力が高まります。

 

別の言い方をすると、鏡に映った自分を見ることで、自分を律しようとする意識が働くということですね。

 

そして「控えたほうが良いと分かっている食べ物を食べている自分」を見ると、心理的不快感が高まります。

 

結果、その食べ物の味の認識が低下し、美味しいと感じなくなるという理屈です。

 

上記のメカニズムが働くことで、「控えたほうが良いと分かっている食べ物」の摂取量が減るのですね。

 

ちなみに、鏡の目の前で健康的な食品を食べても、心理的不快感が生じないからか、味は変わらなかったことも報告されていました。

 

つまり、「控えたほうが良いと分かっている食べ物」にのみ、効果があるということです。

 

鏡であれば簡単に用意できると思いますし、実践もしやすいはずです。

 

なので、もしあなたが「控えたほうが良い」と分かっていても、つい習慣的に食べてしまうものがあるのなら、目の前に鏡を置いてみてください。

 

もちろん、たまに食べる分には問題ありません。

 

しかし、ダイエットの成功率をより高めたいのであれば、出来る限り余計なカロリーや糖分は控えていきたいものです。

 

こういった心理学のテクニックも活用して、食事コントロールを継続していきましょう。

 

ちなみに、鏡に自分を映すことは、運動のサボりを防止する効果も期待できます。

 

1976年の古い論文なのですが、鏡に自分を映したグループは、映さないグループに比べ、不正行為をする人の割合が10分の1以下だったと報告されています。※2

 

不正をしないように自分を律する心理効果は、運動や筋トレにも応用できるはずです。

 

鏡の前で運動することで、サボったりズルをしたりせず、きっちりこなせるということですね。

 

なので、もし自宅などでの運動や筋トレをサボってしまうことがあるのなら、鏡の前で運動するようにしてみましょう。

 

自分を映す大きな鏡(スタンドミラーなど)を用意する必要がありますが、これもダイエットの継続につながるはずですよ。

 

ぜひ参考にしてみてください。

 

それでは、また。

 

ありがとうございました。

 

-木谷 正人

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【参考・引用文献】

 

※1 JAMI, Ata. Healthy Reflections: The Influence of Mirror Induced Self-Awareness on Taste Perceptions. Journal of the Association for Consumer Research, 2015, 1.1: 2016.

 

※2 DIENER, Edward; WALLBOM, Mark. Effects of self-awareness on antinormative behavior. Journal of Research in Personality, 1976, 10.1: 107-111.