From：吉田　将司　

こんにちは、吉田です。

「座りっぱなしは健康に良くない」

という話をあなたも一度は聞いたことがあるかと思います。

座りっぱなしだと代謝が悪くなったり、血流が悪くなったり、デメリットが多いと言われていますね。

最近、ふとこの話を思い出した時に、

「それじゃ逆に、立っている時間が長ければ健康に良いってことじゃん！」

という発想にたどり着きました。

もし立っているだけで健康に良かったり、ダイエット効果が高まったりするなら、これほど簡単なダイエット方法は他にありませんね。

果たして立つことにダイエット効果はあるのでしょうか。

その答えは…ダイエット効果があります！

この研究は、被験者74名に

・座ってパソコンを使う

・立ってテレビを見る

・各自のペースで自由に歩く

といったように、いろいろな活動をしてもらい、消費カロリーを比較しました。※1

その結果、

・歩行をした場合がもっとも多くカロリーを消費した

・座っているよりも立っている方が、1時間あたり平均9kcal多く消費した

ということがわかりました。

歩行はカラダを動かしているので消費カロリーが大きいのは当然として、同じ静止の状態である「座る」と「立つ」で消費カロリーに差が出るのは結構驚きではないでしょうか。

しかし、こういった小さな行動の積み重ねが理想のカラダを手に入れる、または体型を維持する秘訣なのではないかと思います。

たかが9kcalと思わず、日頃から座りっぱなしにならないように、適度に立つ習慣をつけると良いでしょう。

もしあなたが会社でデスクワークのお仕事をされている場合は、みんなが座っている中、自分だけ立って仕事するのは現実的に難しいですよね。

そんな時は1時間や1時間半ごとに用もなく化粧室に行ったり、他の社員さんと会話をする時は本人の机まで自分が出向いたりといった工夫をすると良いでしょう。

マサチューセッツ総合病院の研究でも、一定時間の経過で立ったり座ったりを交互にすることをオススメしています。※2

そのほかにも立つ習慣をつける方法として、日常的に電車を使っている場合はできるだけ立ってみたり、自宅で立ってテレビを見る、友人と電話するときには部屋を歩き回るといった方法も有効です。

このように、できるだけ1日の中で立つ習慣をつけることで、痩せやすく太りにくい習慣が身についてきますよ。

ちなみに、私も電車を使う時はできるだけ立っているようにしていますし、在宅で仕事中は1時間に1回以上立つように意識しています。

ぜひあなたも理想の体型を手に入れる、またはキープする習慣として取り入れてみてはいかがでしょうか。

それでは、また。

ありがとうございました。

-吉田　将司　

【引用・参考文献】

※1 CREASY, Seth A., et al. Energy expenditure during acute periods of sitting, standing, and walking. Journal of Physical Activity and Health, 2016, 13.6: 573-578.

※2 EF GRAVES, Lee, et al. Evaluation of sit-stand workstations in an office setting: a randomised controlled trial. BMC public health, 2015, 15: 1-14.