From:糸川 真未
こんにちは、糸川 真未です。
突然ですが、あなたには食べ物の好き嫌いがどのくらいありますか?
私は苦手だけれど食べられないわけではないものが多いので、あまり激しい好き嫌いはないと自分では思っています。笑
しかし…唯一、ある食べ物にだけは「絶対に食べたくない!」という強い意志を持っています。
苦みと食感が好きになれず、どうしても食べられないのです…。
でもその食べ物は
・低カロリー低糖質低脂質
・メタボ予防に役立つ
・脂肪燃焼効果も期待できる
というダイエットに最適の食べ物です。
嫌いだからと言って食事に取り込まないのは非常にもったいないと言えます。
あなたが好きならそのまま食べ続けてほしいのですが、私と同じように苦手ならばこの機会にぜひ一緒に克服しましょう。
一体なにかというと…ピーマンです。
「子供か!」とツッコミたくなる気持ちはよく分かります…でも苦手なのです…。笑
低カロリー・低糖質なのでダイエットをしているなら一度はピーマンの良さを聞いたことはあるのではないでしょうか?
ピーマンの成分量は100gあたり、20kcal・糖質5.1gとなっています。※1
ピーマン1個あたり(約26g)に当てはめると、5.2kcal・糖質0.1gです。
ですがピーマンの良いところはそれだけではありません。
食物繊維・ビタミンC・ビタミンA(βカロテン)という栄養素が豊富なのはもちろんですが、ダイエット中はかなり嬉しい成分もしっかり含まれているのです。
それがオスモチンという成分です。
植物由来のペプチドで、植物に含まれるファイトケミカルのひとつです。
このオスモチンには、メタボリックシンドロームを予防する効果があるといわれるアディポネクチンの受容体を活性化させる働きがあります。※2
アディポネクチンは脂肪を燃焼させ、脂質の蓄積を抑える働きがあると言われており、「痩せホルモン」とも呼ばれています。※3
また血糖値を下げる働きが疎かになったインスリンの働きを正常に戻してくれたり、動脈硬化の予防、心臓を保護する作用など善玉体内物質としても注目されています。※4
そんなダイエットに有益なアディポネクチンの働きをサポートをするのがオスモチンというわけなのです。
そんなオスモチンが含まれているピーマンを積極的に摂りたい理由は他にもあります。
研究段階ではありますが、オスモチン自体がアディポネクチンと似た働きをしてくれると期待されているからです。
というのもオスモチンは、AMPキナーゼ*を活性化させ、糖や脂肪の代謝をアップしてくれる作用があります。※5
*糖の分解に関連する酵素を活性化させ、糖の分解を活性化して血糖を下げる作用
実はアディポネクチンは体質や遺伝などで元々分泌が少ない人もいるので、そういった人達にとってオスモチンは非常に役立つ成分でもあるのです。
いかがでしたか?
私が唯一食べないようにしているピーマンが(笑)、こんなに重要な成分を含んでいるとは驚きでした。
ちなみにオスモチンはピーマン以外に、リンゴ・キウイ・サクランボ・ブドウやトウモロコシ・トマトなどにも含まれています。
ダイエット中に食べるにはやや糖質の高いものが多いので、やはりピーマンから摂取するのがオススメです。
私はこの機会にピーマンを克服したいと思いますので、食べられたら報告させていただきます。
あなたもぜひ日々の食事にピーマンを意識して取り入れてみてはいかがでしょうか。
それでは、また。
ありがとうございました。
-糸川 真未
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【引用・参考文献】
※1 文部科学省.「野菜類/(ピーマン類)/青ピーマン/果実/生」.食品成分データベース.https://fooddb.mext.go.jp/result/result_top.pl?USER_ID=12927
(参照 2024年9月26日)
※2 KADOWAKI, Takashi; YAMAUCHI, Toshimasa. Adiponectin and adiponectin receptors. Endocrine reviews, 2005, 26.3: 439-451.
※3 廣部; 千恵子; ヒロベ,チエコ,CHIEKO,HIROBE. アディポネクチンと肥満. 清泉女子大学紀要, 2006, 54: 139-149.
※4 KIM-MITSUYAMA, Shokei, et al. Total adiponectin is associated with incident cardiovascular and renal events in treated hypertensive patients: subanalysis of the ATTEMPT-CVD randomized trial. Scientific reports, 2019, 9.1: 16589.
※5 YAMAUCHI, T.; KADOWAKI, T. Physiological and pathophysiological roles of adiponectin and adiponectin receptors in the integrated regulation of metabolic and cardiovascular diseases. International journal of obesity, 2008, 32.7: S13-S18.