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From:糸川 真未
こんにちは、最近寒すぎて色々とやる気が出ずに困っている糸川です。
ダイエットでも仕事でも“やる気”を出すのって大変ですよね。
「寒いからウォーキング行くの嫌だな。昼ぐらいになってから行こうかな」
「筋トレしなきゃだけどなんか面倒。スマホいじってからにしようかな」
と、後でやろうとしたものの結局その“後で”になってもまた別の理由を見つけて取り掛からないなんてことがあるかと思います。
そんな自分に反省しつつも、このように思うことはありませんか?
「やる気を出すのに時間がかかるだけで、やり始めたらかなり集中できる」
私はあります。笑
つまりスイッチさえ入れば、ちゃんとできるポテンシャルは持っているということですね。
では一体どうすれば言い訳をせず、スマホに逃げず、やるべきことを行動に移させるこの“やる気の出るスイッチ”を、すぐに押せるのでしょうか?
実はとある簡単な方法ですぐにスイッチを押すことができるんです。
一体何をするかというと…とにかく一旦動くことです!
「それができれば苦労しない」という話なのですが、最初からフルスロットルで動くというわけではありません。
・ひとつだけでもいいから、簡単な筋トレをやってみる
・それも無理なら、軽いストレッチだけでもやってみる
・なんなら、着替えるところから始めてみる
・それでも無理なら、とりあえずその場で『ながら筋トレ』をやってみる
など、あなたにとってハードルの低いものから始めてOKです。
この“とにかく一旦動くこと”こそが、やる気を出すスイッチとなります。
スイッチというと抽象的ですが、実は人間にはちゃんと“やる気”を生み出す場所が存在します。
それが、脳の真ん中にある側坐核(そくざかく)という部分です。
運動系の様々な機能を担う大脳基底核(だいのうきていかく)に属している、最も重要な神経核です。
そもそもやる気というのは、運動機能や感情など多彩な機能に関与しているドーパミンによって引き起こされます。
このドーパミンを分泌しているのが、側坐核です。
分泌するためには側坐核を活性化させなければいけないのですが、ある程度の“刺激”を受けなければ活動してくれません。
そのため、とにかく一旦動くことで側坐核を刺激する必要があるのです。
つまり、いくら「後でやろう」と心に決めていても、行動を起こしていないのであれば側坐核が刺激されないので、もちろんドーパミンは分泌されず、いつまでたってもやる気がでないというわけですね。
しかし行動を起こして一度ドーパミンが分泌されてしまえば、あとは側坐核が勝手にカラダにエンジンをかけてくれるので、だんだんと集中力が高まっていきます。
仕事や勉強なんかが分かりやすいと思うのですが、嫌々ながらも
「とりあえず1行だけでも資料を書こう」
「とりあえず1ページだけでも教科書を読もう」
なんてゆるっと取り掛かったらいつの間にか集中して作業が進められていたなんてことがありますよね。
これが最初のほうに書いた「やり始めたらかなり集中できる」の理由です。
つまり、やる気を出すには、なにはともあれとにかくやり始めるしかないということです。
当たり前といえば当たり前ですが、私はこの事実を知ってどこか吹っ切れた気持ちになりました。笑
脳のメカニズム的に、「●●が終わったらやる」のような暗示だけでは行動に起こすのが難しいのですね。
けれど一度取り掛かりさえすれば、後はその脳のメカニズムがサポートしてくれます。
やる気を出す方法が“自分が行動を起こすこと”しかないのであれば、もう逃げようがないですよね。
あなたはやる気が出るまで時間がかかるタイプですか?
それともすぐに行動に移せるタイプですか?
もしも時間がかかってしまうということなら、やる気が出るまで待つというのは諦めて、すぐに行動に移すようにしてみましょう。
私もウダウダせずに、「やる」と決めたらすぐに動きたいと思います。
それでは、また。
ありがとうございました。
-糸川 真未
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【引用・参考文献】
池谷裕二,糸井 重里,「海馬: 脳は疲れない」,新潮社,2005
松永昌宏. やる気を起こす脳内分子?─ ニューロステロイドによる行動のモチベーション制御─. 日本比較内分泌学会ニュース, 2005, 2005.116: 116_4-116_8.