睡眠がダイエットに超重要な理由


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sleep

From:木谷 正人 

 

こんにちは。木谷 正人です。

 

以前、不思議に思ったことがあるんです。

 

夜寝る前に体重を測って、朝起きた後にも体重を測ってみたら、体重が1kg減っていたんですね。

 

ただ不思議に思ったことはそこではなくて…

 

別の日にも同じように寝る前と起きた後で体重を測ったら、今度は全く増減していなかったんです。

 

もちろんその時の体調や生活習慣&食生活などによって体重は多少ブレるものですが…

 

「なんでや?」とどうしても気になってしまって、睡眠とダイエットの関係について調べたことがあります。

 

そしたらやはり、睡眠とダイエットは深く関係していることが分かりました。

 

あなたは睡眠時間、しっかりと取れているでしょうか?

 

実は睡眠時間が短い場合、3つのデメリットが発生します。

 

っということで今回は「睡眠」に関するお話です。

 

仮に「毎日8時間寝れている!」という場合でも、今後のためにぜひ知っておいていただきたい内容です。

 

対処法もあわせてお伝えするので、ぜひお読みになってみてください。

 

まずは、睡眠時間が短い場合のデメリットですが…

 

1つ目のデメリットは、脂肪が減少しにくくなるということです。

 

ダイエット中の睡眠時間が十分ではない場合、脂肪が減少しにくくなる、という研究結果があります。

 

実験では、睡眠時間が5.5時間の場合、8.5時間寝た場合と比べて、脂肪の減少量が以下のように小さくなるという結果が出ていました。

 

  • 5.5時間睡眠:脂肪減少量0.6kg
  • 8.5時間睡眠:脂肪減少量1.4kg

 

また同じ研究では、睡眠時間が短い場合、除脂肪体重が減少しやすくなることも示されています。

 

除脂肪体重とは、脂肪以外の体重のことで、筋肉や臓器、骨などの体重を指します。

 

つまり睡眠時間が短いと、筋肉量が落ちやすくなり、基礎代謝の低下につながる可能性があるということです。

 

このように「脂肪が減少しにくくなる」「筋肉量が落ちやすくなる」という、ダイエットやボディメイクにとって大きなデメリットが生じてしまうのですね。

 

2つ目のデメリットは、食欲が増加するということです。

 

別の研究になりますが、睡眠時間が短いとレプチンが減少し、グレリンが上昇するという結果が示されています。

 

レプチンとは、食欲を抑える作用があるホルモンです。

 

グレリンとは、食欲を高めるホルモンです。

 

そのように睡眠時間が短いと、食欲が増加してしまうのです。

 

それに単純に、起きている時間が長くなると、それだけ食事の回数も増えます。

 

1日の摂取カロリーが増えてしまうので、短い睡眠はやはり避けたいところですね。

 

そして3つ目のデメリットは、インスリン感受性が低下するということです。

 

別の言い方をすると、太りやすくなってしまうということですね。

 

たった1回の睡眠不足でも、インスリン感受性が低下することが分かっています。

 

さらに睡眠不足の日が続いてしまうと、糖尿病の発生リスクも増加します。

 

以上、とにかく「睡眠不足はダイエットに悪影響だ」ということを改めて知っていただきたくて、今回お伝えしました。

 

とはいえ、仕事やプライベートが忙しくて、どうしても十分な睡眠時間が確保できないこともあるとは思います。

 

では、そのような場合はどうすれば良いのか?

 

対処法の一つとなるのが「運動」です。

 

男性を対象とした実験結果ではあるのですが、運動(負荷の高い筋トレ)を行うことでインスリン感受性の低下を軽減できることが分かっています。

 

また、ホエイプロテインを飲むことも対処法となります。

 

ホエイプロテインには食欲を抑えて、満腹感の増加をもたらす効果が期待できるためです。

 

長くなったのでまとめます。

 

睡眠時間が短いと、ダイエットやボディメイクの結果が出にくくなる可能性があります。

 

あなたは十分な睡眠が確保できているでしょうか?

 

もし最近、睡眠時間が短くなっているのであれば、より積極的に筋トレをしたり、ホエイプロテインを飲んだりするようにしてみてください。

 

それでは、また。

 

ありがとうございました。

 

-木谷 正人

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【引用文献・参考文献】

 

NEDELTCHEVA, Arlet V., et al. Insufficient sleep undermines dietary efforts to reduce adiposity. Annals of internal medicine, 2010, 153.7: 435-441.

 

TAHERI, Shahrad, et al. Short sleep duration is associated with reduced leptin, elevated ghrelin, and increased body mass index. PLoS medicine, 2004, 1.3: e62.

 

厚生労働省.「睡眠と生活習慣病との深い関係」.e-ヘルスネット.

https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/heart/k-02-008.html

(参照 2024年10月16日)

 

SWEENEY, Emma L., et al. Impaired insulin profiles following a single night of sleep restriction: the impact of acute sprint interval exercise. International journal of sport nutrition and exercise metabolism, 2020, 30.2: 139-144.

 

YAGGI, H. Klar; ARAUJO, Andre B.; MCKINLAY, John B. Sleep duration as a risk factor for the development of type 2 diabetes. Diabetes care, 2006, 29.3: 657-661.

 

DE SOUZA, Jorge FT, et al. High-intensity interval training attenuates insulin resistance induced by sleep deprivation in healthy males. Frontiers in physiology, 2017, 8: 992.

 

JAKUBOWICZ, Daniela; FROY, Oren. Biochemical and metabolic mechanisms by which dietary whey protein may combat obesity and Type 2 diabetes. The Journal of nutritional biochemistry, 2013, 24.1: 1-5.