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From:井出 夕子
こんにちは、井出です。
当メルマガを通し幾度となくお伝えしていることではありますが、
「●を飲むだけ・食べるだけで痩せる」
「××を塗るだけで痩身効果が!」
なんてものはほぼありません。
もちろん、ダイエットをサポートする食品やサプリメントは存在し、その有効性も論文等で証明されています。
しかし一番確実なのは、やはり日々の食事と運動です。
私もそれはよく解っているのですが…
最近「飲んでみるみる痩せる」と謳っている本を見つけ、まんまと読んでしまいました(笑)
そんなに簡単に痩せるわけない…と思っていても、その反面「楽に痩せられたらいいのに…」と思ってしまうんですね。
知識を得るだけなら損はない!と開き直って手に取った本でしたが、著者はダイエット外来医師という専門家とのことでした。
なので、ある程度信用に値する情報だと思います。
さらに本によると、この医師が推奨する方法を実践した100人以上の患者が平均して「6.2kg」も痩せたとのことです。
期待してしまいますよね。
それはどんな方法なのかと言うと…
「緑茶とコーヒーを1:1の割合で混ぜて毎食前に1杯飲む」といったものです。
「えっ、それだけ?」と思いましたよね。
しかし、この本の著者・工藤孝文(くどうたかふみ)先生は、「この方法を勧めた患者さんが1ヶ月で平均6.2kgも痩せた」と言います。
この方法を一番最初に試したのは、考案者である工藤先生だったそうです。
工藤先生は研修医時代の激務で不規則な生活を送ることになり、一時は体重が92kgまで増えてしまったとのことでした。
そしてちょうどその頃に、緑茶のカテキンやコーヒーのクロロゲン酸といった成分に対し、ダイエット効果が期待できる、という内容の論文・エビデンスが出始めたとのことです。
自分の体重増加に悩んでいた先生は「この2つを組み合わせれば相乗効果が得られるかもしれない」と思いつき、自ら実践してみたのです。
結果、最初の1週間で体重が1kg減り、さらに1年後には92kgあった体重が67kgまで減ったとのことでした。
なぜこんなに効果があるのでしょうか。
それはやはり先生が見込んだ通り緑茶とコーヒーの相乗効果が理由のようです。
そしてさらに、この組み合わせは成分上のデメリットを消す効果もあるのだそうです。
順番に説明していきますね。
緑茶・コーヒー両方のダイエット効果
…この2つに共通して含まれる成分は「カフェイン」です。
このメルマガでも何度も紹介してきたように、カフェインには脂肪燃焼作用があると言われています。
さらに緑茶の「カテキン」とコーヒーの「クロロゲン酸」といった2つの成分にも脂肪燃焼効果が期待できます。
これら2つをミックスすることで脂肪燃焼効果が高まるとのことです。
また、カテキンには腸内の善玉菌を増加させ、腸内環境を整える働きも期待できます。
メリットは相乗効果、デメリットは相殺
…コーヒーのクロロゲン酸は食後の血糖値の上昇を抑えると言われていますが、カフェインは一時的に血糖値を上昇させたり、緊張作用を起こしてしまったりするのです。
前述した通りカフェインには脂肪燃焼効果があるのですが、同時に一気に摂り過ぎるのも良くないのです。
しかし、緑茶が加わることによって、コーヒー単体では摂取過多になりがちなカフェイン量を適度に減らしてくれます。
さらにカテキンに含まれる「エピガロカテキンガレート」という成分が、小腸からの糖質の吸収量を減らし、急激な血糖の上昇を抑えるため、食後の血糖値上昇を緩やかにしてくれるそうです。
また、緑茶のテアニンにはリラックス効果があり、カフェインの覚醒作用や緊張作用を緩和させ、ストレスによる爆食を防ぐことにも繋がります。
つまりそれぞれの成分の良いところはW効果が期待でき、デメリットは相殺されるというわけですね。
以上が緑茶・コーヒーをミックスさせることによって得られるダイエット効果となります。
最後に気になるのは、この飲み物の「味」ですよね。
本によると「飲み易くて美味しい」とのことで、ネットでの評判を調べても「コーヒーだけだと濃すぎると感じてしまうところが、緑茶が入ることによってスッキリした味わいになる」等の口コミがありました。
私も実際試してみたのですが…
あくまで私の感想ですが、正直美味しいとは思いませんでした。
私が無類のコーヒー好きということもあると思うのですが、緑茶・コーヒーそれぞれの良い香りが消されてしまっているような気がします。
味はそこまで不味くはありませんし、普通のコーヒーが「強すぎて飲めない」という場合であればオススメできます。
そういえば、香港の一般的な飲み物に鴛鴦茶(えんおうちゃ)というものがあります。
これは紅茶とコーヒーを1:1で混ぜたものなのですが、私はこちらの方が好みです。
緑茶と同様、紅茶にもカテキン・テアニンは含まれますので、飲むならこちらかな~と思いました。
飲み物の温度についてですが、温かくても冷たくても成分量に変化はないものの、温かい方が身体が温まり、代謝アップに繋がります。
今の時期は寒いので特に温かくして飲むと良いでしょう。
いかがだったでしょうか?
緑茶もコーヒーも身近な材料で、簡単に手に入れることができると思います。
ダイエット効果を狙いたいとき、はたまた緑茶やコーヒーの「普通の飲み方」に飽きてしまった場合など、アレンジの1つとして試してみるのも良いのではないかと思います。
それでは、また。
ありがとうございました。
-井出 夕子
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【引用・参考文献】
工藤 孝文.”元デブ医者が教える おいしく飲んでみるみるやせる 緑茶コーヒーダイエット”.日本実業出版社. 2018/8/30.