
From:渡邊 麟太郎
こんにちは渡邊です。
突然ですが、あなたはチートデイについてご存知でしょうか?
ずーっと食事制限をしていると、身体が省エネモードになってしまい代謝が落ちてしまいます。
燃費が悪い身体になってしまい、脂肪が落ちづらくなってしまうというわけですね。
そこで、チートデイの出番です。
チートデイとは、1日だけ好きなものを好きなだけ食べることで自分の身体をチート(騙す)し、省エネモードを脱却することです。
そんなチートデイですがダイエットに取り入れて問題ないか、気になりませんか?
がんばってダイエットしてるのに、急にたくさん食べるのは気が引ける…なんて場合もありますよね。
実際は…「停滞期」にチートデイは効果が期待されます。
ダイエットをしていると、体重が落ちづらくなる時期があります。
いわゆる「停滞期」と呼ばれる現象です。
停滞期を打破するために、有効な方法の一つがチートデイなのです。
チートデイがダイエットに効果的な理由は、レプチンという体内物質が関係しています。
レプチンとは、エネルギーの代謝をコントロールするホルモンです。
レプチンが分泌されると、脂肪が燃え、エネルギーの消費が促されると言われています。
また、ダイエット中の食事制限により、摂取するエネルギーが減ると、レプチンの分泌量が減ってしまうことがわかっています。※1
なので、チートデイを行うことで、レプチンの分泌量を増やし、エネルギー消費を良くする効果が見込まれます。※2
もちろん、毎日のようにカロリーを気にせずに食べていたら太ってしまいます。
しっかりダイエットを継続している中で適切なタイミングで計画的に行うからこそ、一定の効果が見込まれるんですね。
次に、チートデイについての具体的な研究があったのでご紹介します。
イラン医科大学などが肥満気味の60名の女性を対象に、6週間調査した研究です。※3
研究は、6週間の間に3段階に分けて行われました。
第一段階では、1日1200kcalの食事を11日間続け、その後3日間はカロリー制限をせずに好きなものを食べてもらう。
第二段階(14日後)、1日1200kcalの食事を11日間続けて、その後3日間はカロリー制限をせずに好きなものを食べてもらう。
最終段階(28日後)は、摂取カロリーを増やして1500kcalの食事を11日間続けて、その後3日間はカロリーを気にせずに食べてもらう。
といった形で行われました。
6週間後、参加者達はどうなったのかというと、体脂肪が平均で8.04kg減り、しかも実験から42日が過ぎても反動で太ってしまうことがなかったとのことです。
もちろん、こちらの研究は肥満の女性を対象にしたものなので、状況によって同じ結果にはならないはずですが、一つの参考にしていただければうれしいです。
というわけで、チートデイについてご紹介させていただきました。
さすがに毎日食事を制限していると疲れてきます。
ダイエット中に食べたいものが食べられないとストレスが溜まってしまうと思います。
なので、適度に好きなものを食べて、楽しく続けてみてくださいね。
※もし24/7Workoutに通っている場合は、担当トレーナーの指示に従うようにしてください。
それでは、また。
ありがとうございました。
-渡邊 麟太郎
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【引用・参考文献】
※1 PRATLEY, RICHARD E., et al. Plasma leptin responses to fasting in Pima Indians. American Journal of Physiology-Endocrinology and Metabolism, 1997, 273.3: E644.
※2 DIRLEWANGER, M., et al. Effects of short-term carbohydrate or fat overfeeding on energy expenditure and plasma leptin concentrations in healthy female subjects. International journal of obesity, 2000, 24.11: 1413-1418.
※3 DAVOODI, Sayed Hossein, et al. Caffeine treatment prevented from weight regain after calorie shifting diet induced weight loss. Iranian Journal of Pharmaceutical Research: IJPR, 2014, 13.2: 707.