
From:平嶋
こんにちは平嶋です。
最近、同僚とランチによく行くのですが、
「何か食べたいものはありますか?」
と聞かれるたびに、必ず「和食…」と答えてしまいます。
理由は、単純に好きだからです。笑
和食と言えば、洋食等よりもヘルシーなイメージがありますよね。
もちろん間違いではないのですが、ダイエッターにとっては意外な落とし穴があるので気を付けていただきたいです。
「和食」の意外な落とし穴とは…
意外と砂糖を使っているレシピが多いということです。
自炊をする場合はご存知かもしれませんが、和食は甘い味付けのレシピが多く、材料を確認すると意外と砂糖を使うことがあります。
「肉じゃが」や「豚の角煮」、「甘辛煮」等が挙げられます。
※砂糖不使用と謳っているレシピでも、実は高糖質なみりんをたっぷり使っていたり…なんてこともあります。
なので、糖質コントロール中に和食を楽しみたい場合は、砂糖を何かに代用する必要があると言えますね。
砂糖の代用の代表格に、エリスリトールがあります。
エリスリトールとは?
エリスリトールとは、ショ糖の約75%の甘味を持っている、糖アルコールに分類される甘味料です。※1
(ショ糖:食用として多量に生産される糖で、特にサトウキビに特に多く含まれます)
ブドウ糖を原料として酵母を用いた発酵により生産され、ワインや醤油、味噌などの発酵食品に含まれています。
他の糖アルコールはあくまで“低カロリー”なのに対し、エリスリトールは糖質の中で唯一“ゼロカロリー”です。
厚生労働省の「食品の栄養表示基準制度」による、難消化性糖類のエネルギー換算係数でも、エリスリトールはゼロカロリーと設定されています。
エリスリトールはなぜゼロカロリーなのでしょうか。
それは、小腸により大部分が吸収されたあと、生体内で代謝されずに90%が尿として排泄されるためと言われています。
また、血糖値を上昇させず糖代謝に影響を与えないことから、糖質コントロール中にはうってつけの食品なのです。
スーパーではあまり見かけることが少ないかもしれませんが、オンラインショップでは買うことができますよ。
スーパーでは、サラヤ株式会社から販売されている「自然派甘味料 ラカントS」の方が見かける機会が多いかもしれません。
ラカントSは、エリスリトールと「羅漢果(らかんか)」というウリ科の果実から抽出した高純度エキスでできた甘味料です。
サラヤが製造特許をとっている「高純度 羅漢果エキス」は砂糖の300倍の甘さを有しているそうで、ラカントSは砂糖と同じ甘さに調整されています。
レシピ通り作りたいという場合は、ラカントSを使用すると良いかもしれませんね。
エリスリトールはアメリカ食品医薬品局(FDA)から安全基準合格証が出ている、世界的にも安全性が認められた食品です。
糖アルコールは多量摂取すると一時的にお腹が緩くなることがありますが、エリスリトールは最も緩下作用を起こしにくい糖アルコールであると研究でも明らかになっています。
普通の料理で適量を使用する分には問題はありませんので、安心してご使用くださいね。
今日はエリスリトールの紹介をさせていただきました。
このような面倒くさいことをしなくても、食べるのを我慢すればいいだけと思うかもしれません。
しかしながら、我慢ばかりでは継続するのは気持ち的にも困難になってきます。
今日ご紹介したように、和食には砂糖の代用としてエリスリトールを使用してみるなど、レシピを工夫することで、食べたいものを食べて無理せずダイエットに取り組んでみてください。
特に今は外出を控えるケースが多いと思いますので、自宅で料理を頑張ってみるのも良いかと思います。
それでは、また。
ありがとうございました。
–平嶋
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【引用・参考文献】
※1 髙谷正敏. エリスリトール. オレオサイエンス, 2013, 13.9: 423-428.