From：糸川　真未

こんにちは、糸川です。

最近、昔仕事でお世話になっていた方々に会う機会がありました。

その中の先輩の一人にアラフォー男性がいるのですが、「太っちゃったんだよねー！」とまるく膨らんだお腹をポン！と楽しそうに叩いておりました。

元々ものすごく若々しい人でいわゆるイケオジに分類される先輩なんですが、色んな意味ですっかり丸くなっていたのでちょっとびっくりしてしまいました(笑)

しかし、彼は自分が太った原因が思い当たらないと言うのです。

話を聞いていると

・甘い物が好きじゃないからお菓子もジュースも基本口にしない

・3食しっかり食べてるのでドカ食いもしないし、深夜の間食も特にない

・胃に来るので揚げ物みたいなハイカロリーなものは滅多に食べない

など、話を聞く限り確かに太りそうな行動を積極的に取っている様子はありませんでした。

と思いきや、、、

ダイエットナビゲーターとして鋭く目を光らせ細かく話を聞いていたら

「いやそれは太ります！」

と思わず指摘してしまうNG行動を取っていたのです。

働く男性であればこのような行動が多いかもしれないと感じたので紹介します。

まず一つ目は…

大盛無料は絶対利用

3食しっかり食べるというのはダイエット的にも健康的にもとても重要なことです。

しかし、食事内容に偏りがあれば太ってしまうのは当然ですよね。

私の先輩は3食しっかり食べる上に、ランチでは定食・パスタ問わず大盛無料があると必ず頼んでしまうそうです。

このメルマガを読まれているあなたなら控えているとは思うのですが、運動する予定があったりどうしてもお腹が空いているとついつい大盛で頼んでしまうことがあるのではないでしょうか？

いくら揚げ物やお菓子やジュースを摂っていないとはいえ、ご飯やパスタは炭水化物の代表のような食べ物ですから、できれば大盛にはしない方がいいでしょう。

物足りないと感じる場合は、野菜を多めに摂るようにしたり、食後にコンビニでサラダチキンを食べるなどしてお腹を膨らませるのがオススメです。

また、肥満男性の傾向として多く見られる原因の一つに「早食い」があるとされています。※1

もしあなたが早食いに心当たりがあれば、「よく噛んでゆっくり食べる」ということを意識してみてくださいね。

とてもシンプルなことに思えますが、早食いを改善することは体重・BMIの減少に繋がるという研究結果も出ていますのであなどれないですよ。※1

食事量に対して運動量が不足している

これは当たり前のことなのですが、今回は特に男性に気をつけてほしいポイントがあります。

というのも、本来持つ筋肉量・代謝量などから、女性に比べて男性の方がそもそもの食事量が多いのはなんとなくイメージできますよね。

年齢とともに体力は衰えて一度に行える運動量は減りますし、30代以降は仕事も一気に忙しくなりますからそもそも運動する機会も減りがちです。

運動する機会は減るのに食事量はそのまま…という生活を続けていれば、摂取カロリーが消費カロリーを上回った状態が続くので太ってしまいますよね。

さらに、私の先輩がそうなのですが学生時代はゴリゴリに体育会系でかなりしっかり食べるという環境だったこともあり、未だにその勢いで食事を摂るそうです。

しかし学生の頃と比べて食べた分を消費するほどの運動はしないので、どんどん太ってしまったというわけです。

あなたがパーソナルトレーニングに通っていれば、運動も食事もコントロールできていると思います。

ですが、「空腹の時はついつい20代の頃の勢いで食事を摂ってしまう」という場合は注意してくださいね。

というわけで今回は、男性にありそうな太る習慣を紹介させていただきました。

私の身近な先輩の行動から見た2つの例ですが、思い当たることがある…という場合もあるのではないでしょうか？

無意識に行ってしまっている場合もあるので、食事と運動に気をつけて理想のカラダを目指していきましょう。

それでは、また。

ありがとうございました。

-糸川　真未

【引用・参考文献】

※1 福田里香, et al. 勤労男性における内臓脂肪肥満群の内臓脂肪改善についての指導法の検証. 日本職業・災害医学会会誌, 2017, 65.6: 343-349.