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From:平嶋
こんにちは平嶋です。
まだまだ寒い日が続きますね。
冬はなかなか家から出るのが億劫になりがちなので、全体の活動量が減っている場合もあるかと思います。
だからこそ、週2~3回のトレーニングの重要性が増してくるのですが…
そんなトレーニングを台無しにしてしまう行為があることをご存知でしょうか。
日常生活における行動なので、あなたも知らないうちにやっているかもしれません。
もしやっている場合は、今日から気を付けていただければと思います。
その行動とは…飲酒です。
そもそもお酒は糖質量が高いものが多いことから、糖質コントロール中には摂取を控えたほうが良いとされていますが、糖質量という観点以外にもダイエット中に控えてほしい理由があるんです。
それは、アルコールの摂取が「たんぱく質合成を妨げる」ということです。
オーストラリア・ビクトリア州にあるRMIT大学医学部などが、8人の男性を対象に行った研究があります。※1
・運動直後および4時間後に、
①プロテイン
②アルコール+たんぱく質
③アルコール+炭水化物
を摂取
・運動の2時間後に炭水化物ベースの食事を摂取
・安静時・運動後2時間および8時間に、筋生検を行う
(※筋生検=筋肉の一部を切り取って、筋組織の状態を調べること)
といった条件で実験を行い、結果として①プロテインのみを摂取した場合と比較し、②アルコール+たんぱく質は24%、③アルコール+炭水化物は37%もの筋原線維たんぱく質合成の減少が見られたとのことです。
この論文では、「アルコール摂取は骨格筋の同化反応を抑制するため、回復およびトレーニング、その後のパフォーマンスへの適応を損なう可能性がある」と結論付けています。
(※同化反応=代謝は大きく分けて、異化と同化の2区分がある。同化は、エネルギーを使って物質を合成する過程のこと。例・たんぱく質、多糖、脂質等の合成)
つまり、いくらトレーニングに励み、いくらたんぱく質を摂っても、アルコールを摂取してしまった時点でたんぱく質合成が減少してしまう…ということです。
せっかく日々ボディメイクのためにトレーニングに励んでいても、効果が得られないのではもったいないですよね。
とはいえ、どうしてもお酒が好きで、糖質量の低いお酒を楽しんでいる場合もあるかと思います。
そういった場合は、トレーニングをした日は休肝日として、トレーニングをしていない日に飲むのが良いかと思います。
それでは、また。
ありがとうございました。
–平嶋
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【引用・参考文献】
※1 PARR, Evelyn B., et al. Alcohol ingestion impairs maximal post-exercise rates of myofibrillar protein synthesis following a single bout of concurrent training. PLoS One, 2014, 9.2: e88384.