From：平嶋

こんにちは平嶋です。

ダイエットをしている時ほど食欲が爆発してしまう…なんて経験はありませんか？

私はあります…笑

しっかり食事コントロールができていれば、さほど問題はないのですが…

「欲望のまま食べたいものを食べてしまう！」

という状態だと肥満に繋がる恐れがあり危険です。

もしあなたにそういった経験がある場合、今日のメルマガが役立つかもしれませんよ。

健康大国スウェーデンの科学者が発見したある成分のお話です。

なんと、10年研究を続けようやく抽出に成功したんだとか。

その成分とは…チラコイドという、ほうれん草由来の自然素材で、葉緑素に含まれています。

この成分は、食事をした際に小腸から分泌される「GLP-1」というホルモンの分泌を刺激してくれます。

GLP-1の分泌量が多い人は食事の消化・吸収が遅く、満腹感の情報が脳に伝わりやすいため太りにくいと言われています。

つまり、食欲を抑制するはたらきをしてくれるというわけです。

また、ラットを使った実験では、腸管の粘膜側にチラコイドが結合し、糖の取り込みを抑制するチラコイドバリアが形成されました。

この実験を基盤とし、ブタでもチラコイドの実験を行ったところ、血糖値上昇抑制作用が見られたということです。

あなたもご存知の通り、血糖値が急上昇することでインスリンが過剰に分泌され、身体に脂肪が溜め込まれてしまいます。

そのため、ダイエット中の食事では血糖値を急上昇させないことが重要になってきます。

このことから、チラコイドは低GI食品*としてⅡ型糖尿病に有効であるという報告もされています。

*GI値とは、食後血糖値の上昇具合を示す値です。

また同様に、ラットを使った実験で中性脂肪の上昇抑制が確認されました。

以上のことから、チラコイドは

・食欲抑制効果

・血糖値上昇抑制効果

・中性脂肪上昇抑制効果

が期待できるという、ダイエッターにうってつけの成分というわけです。

実はチラコイドは、ほうれん草から直接分解することができないため、サプリ等の製品から摂取する必要があります。

もし気になる場合は、チェックしてみてくださいね。

それでは、また。

ありがとうございました。

–平嶋

【引用・参考文献】

男澤嶺, et al. 食前のチラコイド摂取がラット血清中の中性脂肪値上昇に及ぼす影響. 日本食生活学会誌, 2017, 27.4: 237-242.