【肥満リスク】誰しも一度はやったことがある行動とは?


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sleep

From:平嶋

 

こんにちは平嶋です。

 

今日は、忙しい人ほどうっかりやってしまいがちなボディメイク中の“うっかり”についてお話しします。

 

おそらく、誰しも一度はやったことがあるでしょうし、頻繁にやってしまう場合もあるかもしれない、とても些細なことです。

 

しかし、たった一動作気を付けるだけで肥満のリスクを回避できますのでぜひ意識していただければと思います。

 

その動作とは…明かりをつけて眠ることです。

 

奈良県立大学の研究で、夜間の豆電球使用が肥満・脂質異常症のリスクになる可能性が示唆されました。※1

 

この論文では「528人の高齢者の自宅寝室に設置した照度センサーで測定した夜間曝露照度が平均3ルクス以上の群(中央値:8.7ルクス)で平均3ルクス未満の群と比べ、肥満症や脂質異常症の有病割合が1.9倍であることを認めました。」と述べられています。

 

ルクスとは照度の単位で、光源によって光が照らされた面が受ける光の明るさを示します。

 

月の光は平均で約0.2ルクス、豆電球が大体9ルクスと言われているそうです。

 

この研究では、より明るい状況で睡眠をしたグループの方が肥満のリスクがあるということが説明されています。

 

より明るいと言っても、中央値(データ上の最も中間の数値)が8.7ルクスですから、間接照明くらいの明るさで眠っていたグループということになりますね。

 

習慣的に豆電球を付けて眠るという場合はあると思いますが、ダイエット中は真っ暗にして寝たほうがよさそうです。

 

ではなぜ、明るい部屋で寝ると肥満のリスクが高まるのでしょうか。

 

それはメラトニンが関係しています。

 

メラトニンとは、脳の松果体(しょうかたい)という内分泌器から夜間に分泌されるホルモンです。

 

メラトニンは生体リズムを調整したり、不眠症やうつ病、認知症、がん、高血圧などを予防すると言われています。

 

別の研究では、日中に光を多く浴びるほど夜間のメラトニン分泌量が多くなるということが明らかにされています。

 

反対に、夜間の照明曝露により、メラトニンの分泌が抑制されてしまうと言います。※2

 

私たち現代人は屋内にいることが増えましたから、日中には光を浴びることがあまりありません。

 

また、仕事から帰ってきたり、横になってのんびりしている内に、うっかり電気を付けたまま眠ってしまう…ということがあるかもしれません。

 

そういった状況で眠らないように心がけるのが良いですね。

 

それでは、また。

 

ありがとうございました。

 

平嶋

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【引用・参考文献】

 

※1 奈良県立医科大学.「夜間の豆電球使用が肥満・脂質異常症のリスクになる可能性を示唆」.

http://www.naramed-u.ac.jp/university/oshirase/hese25nendoizen/documents/250109endocrine-news.pdf

(参照 2025年5月30日)

※2 戸田直宏, et al. 夜間の低照度光曝露がメラトニン分泌に及ぼす影響. In: 照明学会 全国大会講演論文集 平成 19 年度 (第 40 回) 照明学会 全国大会講演論文集. 一般社団法人 照明学会, 2007. p. 74-74.