血糖値を上げないドレッシングは…?


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From:平嶋

 

こんにちは平嶋です。

 

ダイエット中はなるべくお弁当を持つようにしているのですが、お弁当を作る時間がない時はコンビニで済ませることも多々あります。

 

コンビニだと、サラダチキンの他にサラダを選ぶことがよくあるのですが、いつもドレッシング選びで迷ってしまいます。

 

なぜなら、ドレッシングにもカロリーや糖質があるからです。

 

大した量ではないとはいえ、その大したことのない量も節約したいと思うのがダイエットですよね。

 

実は、ドレッシングによる血糖値の上昇を調べた実験があるんです。

 

その論文によると、血糖値を最も上げないドレッシングは…マヨネーズです。

 

まずはこの実験の条件を見ていきましょう。

 

そもそも、この実験は「ベジファーストの効果」について調べたものです。※1

 

ベジファーストとは、食物繊維が豊富なサラダを一番はじめに摂ることで、血糖値の上昇をゆるやかにしようというダイエットの考え方です。

 

私たちの身体は食事を摂ることで血糖値が上昇します。

 

血糖値の上昇により、インスリンというホルモンが分泌され血糖値を下げようとします。

 

このインスリンは、血糖値を下げる過程で血中の糖分を脂肪に変換し、身体に蓄える働きがあります。

 

血糖値が急上昇するとインスリンが過剰に分泌されてしまい、より脂肪を貯めこみやすくなってしまうのです。

 

そのため、血糖値をゆるやかに上昇させることがダイエットでは大切になってくるというわけですね。

 

さて、話を戻しましょう。

 

このベジファーストの効果における実験では、南九州大学の管理栄養学科4年生である女子学生10名を対象に

 

①サラダ→米飯の順番で食べた場合

 

②米飯→サラダの順番で食べた場合

 

これら2つの血糖値の上昇をそれぞれ調べました。

 

いわゆるベジファーストと言われる食べ順は、①ですね。

 

米飯は100gのおにぎり、サラダは千切りキャベツ50gとレタス50gの組み合わせとしています。

 

さらに①②のサラダには、(A)ゴマドレッシング、(B)マヨネーズ、(C)青じその3種類のドレッシングを組み合わせて、血糖値の比較を行っています。

 

ドレッシングが血糖値上昇に影響を与えるかどうかを検討するためです。

 

結果として、米飯・サラダの食べる順番に関しては、①のベジファーストの方が血糖値の上昇がゆるやかだったということです。

 

これは、どのドレッシングでも同様でした。

 

では、今日の本題であるドレッシングにはどのような違いがあったのかと言うと…

 

ドレッシングの脂質エネルギーが高くなるにつれ、顕著(けんちょ)な抑制効果が見られたそうです。

 

この実験で使用されたドレッシングの脂質エネルギーは、

 

マヨネーズ > ゴマドレッシング > 青じそ

 

という順番でした。

 

つまり、この3種類の中ではマヨネーズが最も、血糖値の上昇を抑制する効果があったというわけです。

 

ただし、②の米飯を先に食べる場合はドレッシングによる違いは見られなかったそうです。

 

なので、血糖値の上昇をドレッシングでもコントロールしたいという場合は、ベジファーストを徹底した上でマヨネーズを使ってくださいね。

 

また一つ注意していただきたい点があります。

 

というのも、サラダ→米飯の順番で食べた際、脂質エネルギーの高いマヨネーズが最も中性脂肪の上昇が高かったそうです。

 

血糖値よりも中性脂肪が気になる場合は、マヨネーズは控えましょう。

 

脂質エネルギーを含まない青じそは、サラダを先に食べた場合、中性脂肪が横這いまたは下降となったそうなので、青じそを使うのがオススメですよ。

 

いかがでしたか。

 

今日はドレッシングについてお伝えさせていただきました。

 

コンビニには色んな種類のドレッシングが単品売りされています。

 

ドレッシング選びで迷ってしまう…という場合は、今日の話を思い出してみてくださいね。

 

それでは、また。

 

ありがとうございました。

 

平嶋

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【引用・参考文献】

 

※1 川北久美子, et al. 食品の摂取順序が食後血糖値および中性脂肪値に及ぼす影響: ドレッシングによる違いについて. 2017.