From:堀 啓将
こんにちは堀です。
5年前、社会人なりたての僕は、ランチのときに必ず野菜ジュースを買っていました。
当時は一人暮らしで野菜を食事で摂ることが少なかったからです。
野菜不足を解消するための手っ取り早い方法として、野菜ジュースを毎日飲んでいました。
しかし、野菜ジュースは商品によって異なりますが糖質量が比較的多い飲み物になります。
たとえ砂糖不使用で野菜由来だったとしても、糖質コントロール中であれば飲み過ぎには注意が必要です。
ただ一方で、野菜ジュースは食事だけで摂るのが難しいビタミンや栄養素を簡単に補給できるメリットもあります。
では、野菜ジュースはダイエットの味方なのでしょうか?それとも敵なのでしょうか?
答えは、、、
ズバリ、味方です。
ただし、飲むタイミングが重要になります。
日本の研究グループが、野菜ジュースを飲んだ場合の食後血糖値の上昇に、どのような影響があるかを明らかにしました。(※1)
試験方法は、健常な大学生に、野菜ジュースと白米を次の5パターンで摂取してもらい、食後血糖値の変化を調査したものです。
①野菜ジュース200mLを白米106g摂取の15分前に摂取
②野菜ジュース200mLを白米106g摂取の30分前に摂取
③野菜ジュース200mLを白米106g摂取の15分前に摂取
④野菜ジュース200mLを白米106gと同時に摂取
⑤白米150gのみを摂取
※なお、全体の糖質量は50gに統一しています。
その結果、野菜ジュースを白米を食べる前に飲んだ場合は、白米のみを摂取した場合に比べて、食後血糖値の上昇が低いということが分かりました。
さらに、野菜ジュースと白米を同時に摂取した場合は、白米のみを摂取した場合に比べて、食後の血糖値の上昇は抑えられなかったものの、上昇した血糖値が速やかに低下したことも分かりました。
ちなみに、この試験結果では、特に白米を食べる“30分前”に野菜ジュースを飲んだ場合に最も高い効果が見られたそうです。
また、野菜ジュースには食後血糖値の上昇を抑える以外の効果も期待できるかもしれません。
米国で行われた別の研究では、野菜ジュースを習慣的に飲むと、野菜そのものの摂取量まで増え、さらに炭水化物の摂取が減ることが分かりました。(※2)
このことから、野菜ジュースはダイエット効果が期待できるアイテムと考えられます。
ただし、冒頭にお伝えした通り、野菜ジュースは糖質を多く含む飲み物です。
なので、糖質コントロール中に野菜ジュースを飲む場合には、できるだけ低糖質のものを選ぶようにしましょう。
それでは、また。
ありがとうございました。
–堀 啓将
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【参考・引用文献】
(※1)
奥山愛,吉田和敬,柳岡真伊,糟谷憲明1,村田勇,井上裕,金本郁男.”野菜ジュースの摂取タイミングの違いによる食後血糖プロファイルの変化”.日本病態栄養学会誌 .18巻.P63.2015年
(※2)
SHENOY, Sonia F., et al. Weight loss in individuals with metabolic syndrome given DASH diet counseling when provided a low sodium vegetable juice: a randomized controlled trial. Nutrition journal, 2010, 9.1: 1-12.