From:堀 啓将
こんにちは堀です。
僕は高校時代の友人に会うと「昔から体型が変わらないな」とよく言われます。
ただそれは、間違っています。
僕の体型はこの10年で全然違うのです。
というのも、友人が見たのは服を着た状態の印象です。
たしかに体重は10年前とほぼ変わってないですが、当時より筋肉は落ちていて体脂肪が増えてしまいました。
なので、服を着ているときは当時と変わらないように見えても実際の体型は大きく変わっています。
そして、僕のように一見細くみえるけど脂肪が多い体型の人を “スキニーファット” といいます。
肥満はBMIが25以上という明確な定義がありますが、スキニーファットにはそのような明確な定義はありません。※1
ただ、BMIの標準が22とされているので、BMIが22未満でありながら、健康的とされる体脂肪率の目安(男性:10~19%、女性:20~29%)を超えている場合を表現するのが一般的です。
海外では自己管理がなっていない人とみなされ、肥満以上に厳しい評価を受けることもあるようです。
さらに、スキニーファットは健康面やダイエット面でも損をしてしまう可能性があります。
例えば、、、
〇疲れやすい燃費の悪いカラダ
〇基礎代謝の低下で太りやすくなる
〇冷え性、むくみなどが起こりやすくなる
といった問題です。
これらを引き起こす原因は、筋肉が少ないということです。
もしあなたが、歳を重ねるごとに「疲れやすくなった」「カラダのだるさを感じることが増えた」と感じている場合は、加齢に伴って筋肉が減少して体力がなくなってきたからといったことが考えられます。
また、筋肉の減少によって基礎代謝も低下します。※2
基礎代謝が低下すると、カラダに摂り入れたエネルギーを消費することが出来ず、常に「消費カロリー」<「摂取カロリー」の状態が出来てしまいます。
筋肉が減少すると消費カロリーが年々減ってしまうので、その分太りやすいカラダが作られてしまうのです。
さらに、筋肉は血流を促進させるポンプの役割を担っていて、体温を上昇させる働きもあります。※3
なので、筋肉が減少すると、体温を上昇させる働きが弱まり、冷え性、むくみといった不調を招く危険性があるのです。
つまり、「スキニーファット」にならないためには、筋肉を付けることが大切です。
筋肉を付けるためには、有酸素運動よりも筋力トレーニングをおすすめします。
僕自身もスキニーファットのことを知って、筋力トレーニングの重要性をあらためて感じました。
健康的な痩せ体型を実現するために、ぜひ筋力トレーニングを日々取り入れてみてはいかがでしょうか。
それでは、また。
ありがとうございました。
-堀 啓将
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【引用・参考文献】
※1 厚生労働省.「肥満と健康」.健康日本21アクション支援システム ~健康づくりサポートネット~.
https://kennet.mhlw.go.jp/information/information/food/e-02-001
(参照 2025年7月22日)
※2 NISHIYASU, TAKESHI; IKEGAMI, HARUO. Effect of muscle pump on hemodynamics. Japanese Journal of Physical Fitness and Sports Medicine, 1985, 34.3: 167-175.
※3 厚生労働省.「加齢とエネルギー代謝」.健康日本21アクション支援システム ~健康づくりサポートネット~.
https://kennet.mhlw.go.jp/information/information/food/e-07-002
(参照 2025年7月22日)














