
From:井出 夕子
こんにちは、井出です。
あなたは「唐揚げはどれだけ食べても太らない」という噂を知っていますか?
どう考えてもサンドウィッチマン伊達さんのゼロカロリー理論並みのトンデモ論(?)だと思うのですが…。
実はその真偽を検証するというTV番組が放映されていたそうです。
番組内容は芸人のチャンカワイさんが3日間大量の唐揚げだけを食べ続け、体重を測定する、というものでした。
3日間で計180個もの唐揚げを食べたチャンカワイさんの体重ですが、最終的な結果は…
なんとプラスマイナスゼロ!つまり、「変化なし」ということでした。
番組に登場した専門家の方もこの結果には驚き、
「唐揚げは油を吸う量が比較的少ないので揚げ物の中ではヘルシーなのかもしれない」
「ただ、そうだとしても食べた量が多いので太らないはずがない…」
と、「理解不能」という感想を述べられていたようです。
個人的には3日間という短い期間の検証なので、さらに続けたら結果はまた変わるのでは…と思いました。
しかし、180個もの唐揚げを食べて体重が全く変わらない理由は何なんだろう?とも考え、調べてみたところ
「もしかするとこの効果?」と思ったものがあります。
それは…「レモン」です。
番組では「飽き」に対応できるよう、レモンなどの調味料をかけて味を変えながら唐揚げを食べていました。
実はレモンには、ダイエット効果があるという成分が複数含まれています。
番組内でも少し触れられていたのですが、レモンの皮と果汁に含まれるポリフェノールの1つ「エリオシトリン」には抗酸化作用と肝臓を活発にさせて脂肪燃焼を促す作用があると言われています。※1
また、脂肪吸収自体を抑制するので、肥満を防ぐことも期待できるそうです。
さらにレモンには、痩せ体質になるホルモン「アディポネクチン」の分泌量を促す作用もあるといいます。※2
このホルモンの分泌量が多いと、運動したのと同様の脂肪燃焼効果が得られ、太りにくい身体になるそうです。
研究によると、レモン摂取量が多い人ほど血中のアディポネクチン量が多いことが判明しています。
そして、皮や果汁、果肉だけではなく、レモンにはその「香り」にさえもダイエット効果があるというのです。
レモンの香りや刺激は交感神経を高めて満腹中枢に働きかけ、空腹ホルモンといわれる「グレリン」を抑え、逆に満腹ホルモンといわれる「レプチン」の分泌を促すそうです。※2
件の番組では「食欲」という点は度外視した検証が行われていたので、この空腹・満腹ホルモンについてはこの結果に関係ないのですが、「レモンが持つ効能」の1つとして紹介させていただきました。
いかがだったでしょうか?
レモンをかけるか、かけないか、という「唐揚げにレモン論争」がしばしば話題になりますが、科学的には油分が多い物を食べる際にレモンをかけるというのは理に適っていると言えます。
しかしながら、揚げ物は高カロリー・高脂質であり、また衣の部分には片栗粉や小麦粉が使われていることが多いので、高糖質でもある食品です。
ダイエット中はできる限り食べないようにするのが望ましいでしょう。
どうしても食べなくてはならない時には、レモンを一緒に摂るのも1つの手かもしれません。
レモンを利用し、油分多めの食べ物や食欲と上手く付き合っていくようにしてはいかがでしょうか。
それでは、また。
ありがとうございました。
–井出 夕子
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【引用・参考文献】
※1 講談社.エリオシトリン.コトバンクホームページ. https://kotobank.jp/word/%E3%82%A8%E3%83%AA%E3%82%AA%E3%82%B7%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%B3-806477
(参照 2024年12月23日)
※2 石原亜香利.ダイエット外来の医師が解説!食後血糖値抑制、痩せホルモン、コロナ太りに「レモン」がおすすめの理由.小学館ダイム公式サイト「@DIMEアットダイム」ホームページ.
(参照 2024年12月23日)