From:井出 夕子
こんにちは、井出です。
あなたは「気がついたら太っていた」という経験をしたことはあるでしょうか?
というのも、私の周囲に「最近太ってしまった」という人が何人かおり、
「何が原因?」「いつから太り始めたの?」と聞くと、
大半は「何でか分からない」「いつのまにか太ってた」と言うのです。
原因として、育児や仕事の「忙しさ」を挙げている場合でも深く突っ込んで聞くと原因そのものではなかったりします。
たしかにライフスタイルの変化が体重に影響を与える、ということは事実です。
しかし、「忙しさ」自体が太った原因というわけでもありません。
たとえば睡眠不足だったり、忙しさにかまけて食生活が疎かになってしまったことが「本当の理由」だったりします。
何が言いたいのかというと、「気づいたら太っていた」と言う人は、太った原因をきちんと把握していないということです。
さらに言うと、「太る前兆」を見逃してしまっているんです。
「このままでは太りますよ」というサインに早めに気づくことができれば本格的に脂肪や体重が増える前に対策を打つことができます。
今回はそんな「太る前兆」についてお伝えしていこうと思います。
このサイン・傾向が出てきたら要注意です!
■むくみ
…「体重計に乗ると体重にはほとんど変化がないのに、何だか手足が張っている…」といったむくみの経験はありませんか?
中にはいつも履いている靴やブーツが入らなくなるくらい、脚がパンパンになる人もいるようです。
むくみの主な原因は体内の水分の循環が上手くいっていないことで、塩分を多く摂取した時などによく起こります。
また、女性の場合は月経前のホルモンバランスによって体内に栄養や水分が溜めこまれるために起こることもあります。
塩辛い物をたくさん摂ってしまった時や、生理前の一時的なものであればそこまで問題ないのですが、むくみが数日間続く時は注意してください。
水分の循環が滞っていることで、体内の老廃物が溜まってきているサインだからです。
排出できない老廃物は身体に留まり「脂肪」となってしまいます。
「最近、何だかむくんできているかも…」という場合は、適度に水分を補給して適度に排出する(トイレへ行く)ことを心がけましょう。
そしてふくらはぎなどの筋肉を動かすことも大切です。
同じ姿勢でいる・座りっぱなし…といった場合は、こまめに立ち上がったり歩いてみるだけでも良いでしょう。
リンパの流れを良くする膝裏のマッサージなどもオススメです。
■疲労
…これは、運動後の心地よい疲れは問題ありません。
特に「運動や肉体労働をしたわけでもないのに疲れている」という場合を指します。
「ちゃんと寝たのに疲れが取れないな」
「決まった時間に起きられなくなった」
「今まで普通に行っていたルーティンワーク(家事など)が億劫でこなせなくなってきた」
といったように、身体にだるさ・疲れが残るような時は要注意です。
なぜなら、疲れている時は活動量が減るため単純に消費カロリーが減り、その分太りやすくなるからです。
さらに、てっとり早く疲労回復をしようと脳が糖質の高い物を求めるようになったり、必要以上の食べ過ぎを誘発してしまうのです。
人は疲れやすくなると「もう年だから…」と加齢のせいにする傾向がありますが、この一言で片付けないことが大切です。
たしかに加齢は疲れやすさの原因の1つではありますが、「今まで出来ていたことが出来なくなる」というレベルの疲れには自律神経やホルモンの崩れが隠れていることが多いからです。
なので、以前よりも明らかに疲れやすくなった場合は、自律神経とホルモンの不調を疑い、生活習慣を見直すようにしましょう。
■メンタルの不調
…理学療法士であり食欲コントロールダイエット協会代表理事の富永康太氏によると「食欲に悩む人の1/3から半分くらいは何らかのメンタルの不調を抱えている」とのことです。
脳内には幸福感を起こしたり食欲を安定させる「セロトニン」という神経伝達物質がありますが、このセロトニンの分泌量が減ることにより、気分の落ち込みが生じます。
セロトニンの減少はメンタルの不調だけではなく、食欲の暴走も引き起こす可能性があります。
ですから「気分の落ち込み」や「うつっぽくなっている状態」というのは太る前兆と言えるのです。
また、「普段よりもイライラする」といった場合も要注意です。
イライラの原因は「ストレス」ですが、脳がストレスを感じることによって「コルチゾール」というホルモンが分泌されます。
このコルチゾールには、食欲抑制ホルモンである「レプチン」を減少させてしまう働きがあるため、過食を招く原因になるのです。
そんなわけで、普段よりも気分が落ち込む時や逆にイライラして攻撃的になってしまっている場合は注意しましょう。
以上が主な「太る前兆」です。
これらの前兆を早いうちにキャッチし、対処することが出来れば、太ることを食い止めることが出来ます。
「ボディメイク」というと、体重や体脂肪・筋肉量などは気にすると思うのですが、体型以外の変化に関してはそれほど気が回らないこともあるかもしれません。
しかし、実は心身共に健康は全てと繋がっているのですね。
生活習慣の乱れやメンタルの不調などもおざなりにせず、人生のレベル全てを上げていく気持ちでボディメイクを続けていきましょう。
それでは、また。
ありがとうございました。
–井出 夕子
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【参考・引用文献】
加藤之紀.体のむくみ.メディカルノートホームページ.
https://medicalnote.jp/symptoms/%E4%BD%93%E3%81%AE%E3%82%80%E3%81%8F%E3%81%BF
(参考2024/02/29)
四谷・血管クリニック.足のむくみの原因は、水分の取りすぎではなく水分の◯◯だった.四谷・血管クリニックホームページ.
https://www.yotsuya-kekkanclinic.com/bloodvessel-column/cause06/
(参考2024/02/29)
松田 リエ llおうちで食べ美.それデブる前兆です!ダイエット中に絶対にやってはいけない行動TOP3と、対策教えます.Youtube.
https://www.youtube.com/watch?v=j6JBQ81W_Og&t=640s
(参考2024/02/29)
食欲コントロールダイエット講座.【要注意!】太る前兆トップ3と太らないための対策ベスト5.Youtube.
https://www.youtube.com/watch?v=2Tf-4rQhENE
(参考2024/02/29)