「インナーマッスル、イメージは湧くけどイマイチ分からない。」そんな印象なのではないでしょうか?
まず、最初にお伝えしたいこととして、インナーマッスルという名前の筋肉はありません。インナーマッスルとは1つの筋肉の名前ではなく、体の奥深くにある筋肉の総称だと考えてください。そのため「深層筋」と呼ばれています。
そして、インナーマッスルを鍛えると、動作能力の向上、姿勢改善などあらゆる効果があります(詳しい内容は後でお伝えします)。
この記事は、インナーマッスルについてどこよりも分かりやすくお伝えしていきます。ぜひ、インナーマッスルを理解してスポーツ、ダイエットなどに活用してください。
目次
1.インナーマッスルの役割
2.インナーマッスルの低下が招く悪影響
3.インナーマッスルを鍛えるメリット
4.インナーマッスルと体幹の違い
5.インナーマッスルの鍛え方
6.まとめ
1.インナーマッスルの役割
・姿勢の調整
インナーマッスルは姿勢と大きく関係している筋肉です。あるべき正しい位置に関節を固定し、キレイな姿勢を保つのもインナーマッスルがあるおかげです。
・関節を正常な位置に保つ
体のあらゆるところに関節がありますが、その関節の間を繋ぎとめて固定しているのはインナーマッスルです。そしてロボットのようなカクカクした動きではなく、人間が滑らかなで、きれいな動きをできるのもインナーマッスルのおかげです。
・反射神経に関わる動作
熱いものを触ったとき、とっさに手を引くなどの反射神経が使われる場面に遭遇したことありますよね。この反射神経の動作に連動している筋肉もインナーマッスルです。
インナーマッスルはこれらの役割があり、私たちが生活するために大切な筋肉になります。もし、このインナーマッスルが衰えると・・・
2.インナーマッスルの低下が招く悪影響
・骨盤、姿勢の歪み
骨盤、背骨を正しい位置に固定することができず、姿勢が悪くなり猫背などになります。そして、骨盤が歪むとキレイに歩くことができなくなり、足の関節にも大きな負担をかけてしまいます。
・便秘
悪い姿勢は内臓にも影響を与えます。というのも姿勢が悪いと内臓も正しい位置に固定することができません。そうなると、内臓の機能を低下してしまい便秘などになりがちになってしまいます。
・冷え症
姿勢が悪いと血の巡りが悪くなり、血行不良を起こすことがあります。そして血行不良は冷え性を招く大きな原因になります。また、血行不良は生理痛などの原因にもなります。
インナーマッスルが衰えるとこれらの悪影響が起こることがあります。次章はインナーマッスルを鍛えるメリットについてお話しします。
3.インナーマッスルを鍛える4つのメリット
1.ぽっこりお腹の解消
ぽっこりお腹の原因はインナーマッスルの衰えによる内臓下垂だと言われています。そのため、インナーマッスルを鍛えなおし、内臓を元の位置に戻すことによりぽっこりお腹を解消する効果が期待できます。
2.関節などの身体の痛みを改善
インナーマッスルを鍛えることで関節周りの筋肉を強化し、痛みを和らげることができます。それにより、サポーター、コルセットなどが必要なくなります。事実、インナーマッスルの強化は腰痛のリハビリなどでも使われています。
3.動作能力の向上
インナーマッスルを鍛えると関節が正常な位置になるため、あらゆる動作スムーズに行なえるようになります。例えば、野球でボールを投げる動作は直線的なロボットのような動きではありません。狙った方向に投げるには、肘を曲げて、腰を素早く回転さえて、腕を振る方向、足首の向き、なども微妙に調整が必要になります。このような微妙な動作がスムーズに行なえるようになります。
4.姿勢改善
インナーマッスルが衰えると、関節が固定できなくなり、徐々に姿勢が悪くなり猫背などの原因になります。ですが、インナーマッスルには本来、関節を正しい位置に固定し姿勢をキレイに保つ役割があります。そのため、インナーマッスルを鍛えなおすことで、猫背などの姿勢を改善してきれいな姿勢になることができます。
などなど、いかがでしょうか?インナーマッスルを鍛えれば、身体に色々な効果を与えることができます。
4.インナーマッスルと体幹の違い
インナーマッスルは体幹と同じだと考える人が多いです。しかし厳密にはそれは正しくありません。体幹とは頭、腕、脚を除いた胴体の全ての筋肉のことです。つまり体幹とは筋肉の場所を指しています。しかしインナーマッスルは筋肉の深さを指しています。つまり、体幹の中にインナーマッスルは含まれますが、体幹=インナーマッスルではありません。
5.インナーマッスルの鍛え方
ここまで読んでインナーマッスルのことを理解しているのであれば、インナーマッスルを鍛えることはそこまで難しくありません。実際にインナーマッスルを鍛えてみたい場合は、別記事「【インナーマッスルの鍛え方】効果的に鍛えるために知っておくべきテクニック」に具体的なトレーニングメニューを詳しくお伝えしてますので参考にしてみてください。
6.まとめ
インナーマッスルについてお話しました。いかかでしたでしょうか。インナーマッスルは姿勢を調節し、体をうまく動かすのに大切な筋肉です。ぜひ鍛えて、ダイエットやスポーツ、私生活などに活かしてください。
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