運動しているのに体重が減らない…


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From:木谷 正人 

 

こんにちは。木谷 正人です。

 

いきなりですが、運動しているのに体重が減らない…

 

そのように感じたことはあるでしょうか?

 

もちろん個人差はあるでしょうが、ダイエットやボディメイクを始めたばかりの人によくある悩みではないかなと思います。

 

私もダイエットを始めた頃、そのような悩みがありました。

 

運動しても体重が減らない場合、そもそも運動量が足りていなかったり、カロリーや糖質を摂りすぎていたり、といった原因が考えられるのですが…

 

もしかしたら「ある変化」が、運動しても体重が減らない原因になっている可能性があるのです。

 

もしあなたが運動しても体重が減らないことに悩んでいるのなら、

 

この「変化」が起きていないか、ぜひ振り返ってみてください。

 

では、一体どのような変化なのかというと…

 

運動をし始めたことによる、運動時以外の行動の変化です。

 

少々分かりづらいと思いますので、数年前に私がやってしまっていた例を出します。

 

私がダイエットのために、運動(主に筋トレ)を習慣にし始めた頃の話です。

 

筋トレを習慣にする前の私は、よく散歩をしていたり、最寄り駅より1つ前の駅で降りて歩いて帰ったりと、比較的長時間歩いていました。

 

しかし筋トレを始めてからは、疲れているからという理由で、頻繁(ひんぱん)に歩かなくなったことを覚えています。

 

これは「歩くことによる運動量(消費カロリー)の低下」を意味します。

 

また「筋トレをしているから大丈夫だろう」と調子に乗ってしまって、間食が増えたり、甘いものを食べてしまったりしたこともありました。

 

これは「カロリーや糖質の摂取量の増加」を意味します。

 

そのように消費カロリーが減り、カロリーや糖質の摂取量が増えるような行動をしてしまっていたのです。

 

上記は私の例ですが、運動することにより、運動時以外の行動が変化することを示唆する研究結果もあります。*1 

 

その研究はマウスで行われたものではあるのですが、ランニングホイールでの運動を始めると、以前に見られていた「長い距離を歩き回る」という行動が少なくなったのです。

 

歩いたとしても短い距離であり、休憩も繰り返し行うようになりました。

 

実験結果を見ると、「ランニングホイールによる消費カロリー増加量」は「それ以外の行動の変化による消費カロリー低下量」によって、帳消しされていたことが分かります。

 

まさに「運動しているのに体重が減らない」現象ですね。

 

マウスによる実験とはいえ、私自身も経験があることから、人間にも当てはまるのではないかと感じています。

 

なので、もしあなたが運動しても体重が減らないことに悩んでいるのなら、ぜひ普段の生活を振り返ってみてください。

 

自分でも気づかないうちに、消費カロリーが低下する行動や、摂取カロリー(糖質摂取量)が増える行動をしてしまっているかもしれません。

 

運動を始めても、それを帳消ししてしまうような行動をしてしまえば、ダイエットの結果はなかなか出ないものです。

 

もちろん、息抜きも時には必要です。

 

しかしダイエットを成功させたいのであれば、消費カロリーを増やし、カロリーや糖質量は摂りすぎないようにする、ということを常に意識していきましょう。

 

それでは、また。

 

ありがとうございました。

 

-木谷 正人

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【引用文献・参考文献】

 

*1 Lark, Daniel S., et al. “Reduced nonexercise activity attenuates negative energy balance in mice engaged in voluntary exercise.” Diabetes 67.5 (2018): 831-840.