保険適用のヤセ薬!?


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「えー!そんなのがあるの!?」

 

このメールを開いてくださったあなたは、件名を見て、そう思いましたね。

 

こんにちは、女子大生ダイエッターの松井幸です。

 

ニュースをよく見る方は「保険適用のヤセ薬」についてすでにご存じかもしれませんね。

 

「ヤセ薬」というと、サプリメント系を想像しますが、今回は「保険適用」。

 

SNSで「マジで痩せる」と話題になっていたサプリメントを飲んだことがありますが、

 

体重は変わらないどころかなんか体調が悪い気がして怖くなって辞めてしまいました。

 

それに比べて保険適用だと、きちんとお医者さんに処方してもらえるお薬なので、なんだか安心感があります。

 

さて、「保険適用のヤセ薬」ですが…

 

どんな人が処方してもらえるの?どういう薬なの?いくらくらい?

 

知りたいことは盛りだくさんです。

 

本日のメルマガでは、こちらの薬について詳しく見ていこうと思います。

 

その薬の名前は…

 

肥満症治療薬「ウゴービ」です。

 

2023/11/15の読売新聞によると、

 

「厚生労働省は15日、肥満症治療薬「ウゴービ」について、公的医療保険の対象とすることを決めた。厚労相の諮問機関・中央社会保険医療協議会で了承された。22日から適用となる。約30年ぶりに肥満症の新薬が登場し、治療の選択肢が広がることになるが、専門家は適切な使用を呼びかけている。」*1

 

と書かれています。

 

30年ぶりの新薬とのことで、どんなに凄い薬なんだとワクワクしてしまいますね。

 

しかし、こちらの「ウゴービ」、太っている方全員が誰でも貰える薬ではありません。

 

その対象者となるのは、

 

以下のすべての条件に当てはまる方になります。

 

1 高血圧、脂質異常症または2型糖尿病であり、以下の条件に当てはまる。

 ・ BMIが27kg/m2以上であり、肥満が原因で2つ以上の健康障害がある。

 ・ BMIが35kg/m2以上 

 

2 適切な食事療法・運動療法の治療計画を作成し、6ヵ月以上治療しても、効果がなかった。

 ※食事について、治療中に2ヵ月に1回以上、管理栄養士の栄養指導を受けている。

 ※なお、必要な内容を管理記録等に記録している。 

 

3 合併している高血圧、脂質異常症または2型糖尿病に対して、適切な治療が行われている患者であること。*2

 

なんだか、難しいですね…。

 

厚生労働省の「最適使用推進ガイドライン」では、分かりやすく以下のように明記されています。

 

「治療対象となる肥満症以外での痩身・ダイエットなどを目的に本剤を投与してはならない。」*3

 

「肥満症」って何?という話なんですが、

 

「肥満症」とは肥満(BMI ≧ 25 kg/m2)があり、肥満が原因ないし関連する病気を合併し減量を要する(減量により改善または進展が押さえられる)状態を指すようです。*4

 

さらに、使用できる施設や医師にも要件が設定されているので、ドラッグストアで誰でも気軽に買えるようなお薬ではないですね。

 

さらに、こちらは飲み薬ではなく【注射】です。

 

週に1度、自分でお腹に針を刺さなければなりません。

 

注射嫌いな私からしたら、とんでもない話です。

 

そして値段は、1回あたり1,876円~10,740円くらいのようです。

 

保険適用とはいえ、「ウゴービ」を続けるのはかなりコストがかかりますね。

 

日々節約に奮闘している私からしたら、毎月これだけ出費が増えることを考えるとお財布が痛いです。

 

以上、「ウゴービ」についてのまとめでした。

 

残念ながら、安全に、安く、簡単に痩せられる魔法の薬というのはまだ存在しないようですね。

 

やはり、肥満でお悩みの場合は、運動・食事の改善で痩せることが、長期的に見た場合、健康面・金額面で1番のメリットのある方法なのではないでしょうか。

 

とはいえ、運動・食事は日々の積み重ねなので、毎日頑張ることは大変ですよね。

 

なので、自分がちょっと頑張ったらできる範囲の目標設定から行いましょう。

 

そうすると、「ちょっと頑張る」が習慣化され、目標体重に到達した後も、リバウンドをしにくくなる気がします。

 

ぜひ今日から「ちょっと頑張る」を続けてみてくださいね。

 

-松井幸

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【参考資料】

*1 読売新聞.「肥満症に30年ぶり新薬、ウゴービを保険適用へ…ダイエット目的の使用に懸念も」.読売新聞オンライン.

https://www.yomiuri.co.jp/medical/20231115-OYT1T50199/

(参考2023/12/18)

 

*2 「最適使用推進GLが策定された医薬品の 保険適用上の留意事項について 」.(厚生労働省).

https://www.mhlw.go.jp/content/12404000/001167636.pdf

(参考2023/12/18)

 

*3「最適使用推進ガイドラインセマグルチド(遺伝子組換え)」.(厚生労働省).

https://www.pmda.go.jp/files/000265450.pdf

(参考2023/12/28)

 

*4 恒川 卓.「肥満症とは」.一宮市立市民病院ホームページ.

https://municipal-hospital.ichinomiya.aichi.jp/column/column_naibunpitsu06.html#:~:text=%E3%80%8C%E8%82%A5%E6%BA%80%E7%97%87%E3%80%8D%E3%81%A8%E3%81%AF%E8%82%A5%E6%BA%80,%E7%97%87%E3%80%8D%E3%81%A8%E8%A8%BA%E6%96%AD%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82

(参考2023/12/28)