冷凍野菜は栄養が激落ちってホント?


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From:渡邊 麟太郎

 

こんにちは渡邊です。

 

健康で理想的な体になるためには、きちんと1日に必要な栄養素を摂取していくのが大切です。

 

特に不足しがちなビタミン、ミネラルを補って、栄養バランスの崩れを予防してあげる必要があります。

 

そこで、便利なのが冷凍野菜です。

 

常に冷凍庫にストックされているケースも多いのではないでしょうか。

 

しかし、便利な一方で冷凍野菜は生の野菜に比べて加工の手間が加わった分、栄養価が損なわれているのでは?と、心配したことはありませんか?

 

昔、友達に「冷凍野菜は栄養が新鮮野菜に比べて激落ちするからアカン」と言われたことがあります。

 

その時は「そうなんやー」と素直に受け入れたんですが、はたして、本当に栄養価は激落ちするのでしょうか?

 

真相は…栄養価は一部の栄養素を除いて、落ちることはほとんどありません。

 

野菜とフルーツを冷凍すると、栄養価がどれぐらい減るのかを確かめた実験があります。※1

 

どんな食品を調べたのかというと

 

ブルーベリー

エンドウ豆

ほうれん草

ブロッコリー

にんじん

トウモロコシ

イチゴ

 

といったものです。

 

普段ダイエット中にお世話になるであろう、ほうれん草やブロッコリーなど、野菜の中でも特に栄養価が高い「葉物野菜」も調査対象になっています。

 

ダイエッターにとってはかなり気になるところではないでしょうか。

 

以上の食品を「冷凍のもの」と「新鮮のもの」の2パターンにわけて、栄養価の変化をみました。

 

さらに、具体的には

 

ビタミンB2

脂質・糖質・タンパク質が分解されエネルギーにかわる際にサポートする栄養素

 

ビタミンC

免疫力を高め、シミの原因になるメラニン色素などを抑制する効果がある栄養素

 

ビタミンE

老化の原因となる過酸化脂質を除去し、アンチエイジングに効果がある栄養素

 

ベータカロテン

ビタミンAに変換して、皮膚や粘膜を丈夫にしたり、視力の維持や、がんの予防、免疫力の向上に効果がある栄養素。

 

これらの栄養素をチェックしました。

 

その結果がどうだったかというと、

 

冷凍食品のビタミン含有量は、新鮮な食品のビタミン含有量と同等であった。

 

しかし、ベータカロテンは冷凍ほうれん草が減少した。

 

以上の結果になりました。

 

つまりほうれん草でベータカロテンが減少するのを除けば「冷凍でも問題ない」という結果になっています。

 

というわけで、安心してダイエット中に冷凍野菜をお使いいただければと思います。

 

僕も冷凍したブルーベリーだったりとか、ブロッコリー、ほうれん草を常日頃から食べています。

 

買ったけど使いきれない野菜も冷凍してもいいですね。

 

それでは、また。

 

ありがとうございました。

 

-渡邊 麟太郎

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【引用・参考文献】

 

※1 BOUZARI, Ali; HOLSTEGE, Dirk; BARRETT, Diane M. Vitamin retention in eight fruits and vegetables: A comparison of refrigerated and frozen storage. Journal of agricultural and food chemistry, 2015, 63.3: 957-962.