
From:吉田 将司
こんにちは吉田です。
突然ですがあなたは、筋トレをする前にどんな行動をしていることが多いですか?
私は起床してから食器を洗ったりゴミを捨てたりと少し家事をしてから筋トレをすることが多いです。
実は、筋トレの前にある特定の行動をすると、筋トレに悪影響を与えるというデータがあるんです。
そこで今日のメルマガでは、筋トレ前に避けるべき行動についてご紹介します。
その行動とは…
「仕事」や「読書」、「勉強」など「精神的ストレスが溜まる行動」です。
こういった行動後は脳が疲れて、運動能力が下がってしまうと言われています。
ある実験では、健康な男子大学生8名を対象に精神的ストレスが運動能力に与える影響を調査しました。※1
被験者には下記のタスクどちらかをこなし、その後筋トレに取り組んでもらいました。
タスクA:認知疲労を引き起こすテストを受ける(60分)
タスクB:電車の動画視聴(60分)
この結果、タスクAで精神的ストレスが溜まった状態で筋トレを行うと、タスクB後の筋トレよりも筋疲労閾値(きんひろういきち)と最大心拍数が減少しました。
※筋疲労閾値とは、筋肉が能力を100%発揮できる最大のエクササイズ強度のこと
つまり、精神的ストレスが溜まると運動能力が低下して、トレーニングの回数や強度に影響を与えてしまうということです。
筋肉を継続して成長させるためには、トレーニングの回数を増やすか強度を高めて、負荷を掛けることが必要があります。
しかし、前述の理由から精神的ストレスが溜まっている状態だと
精神的ストレスが溜まる
↓
運動能力が低下する
↓
トレーニングで筋肉に十分な負荷をかけられなくなる
↓
ボディメイクの停滞を引き起こす
といった理由で停滞を引き起こすかもしれません。
そのため、筋トレのタイミングを工夫して、精神的ストレスが溜まっていない状態で取り組むと良いでしょう。
私がオススメする時間帯は、朝起きてからお仕事を始めるまでです。
例えば、平日はいつもより30分早く起きて筋トレをしてから出勤したり、お仕事がお休みの日の午前中に筋トレをしたりすると良いでしょう。
個人的な感想ではありますが、朝に筋トレをすると頭や体がすっきりして1日元気に活動できます。
またもともと朝食があまり食べられない体質でしたが、朝起きてから筋トレするようになってから、お腹が空いてしっかり食事が摂れるようになりました。
こういったメリットもあるので、私個人としては朝の筋トレが良いと思います。
というわけで今回は、「精神的ストレスが筋トレに及ぼす影響」についてお伝えしました。
せっかく筋トレをするのに、適切な負荷をかけられず効果が減ってしまってはもったいないですよね。
高いパフォーマンスを保った状態で筋肉を鍛えて、エネルギー消費が高い「太りにくい体」を作っていきましょう。
また、どうしてもお仕事後でしか筋トレができないという場合もありますよね。
そういう場合は、無理をしてまでタイミングを変える必要はないと私は思います。
精神的ストレスが溜まっている状態だと、効果が減少してしまうのは事実です。
しかし、筋トレの効率を上げること以上に筋トレを継続する方が重要だと思います。
たとえ最も効率の良い方法じゃなかったとしても、100満点中70点、80点の筋トレを継続していけば必ずカラダが変わっていきます。
まずはあなたのペースで大丈夫なので筋トレを継続するところから始めていきましょう。
そして、筋トレに慣れてきたら徐々に効率にも目を向けてみてくださいね。
それでは、また。
ありがとうございました。
–吉田 将司
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【引用文献・参考文献】
※1 FERRIS, Justine R., et al. Reduced electromyographic fatigue threshold after performing a cognitive fatiguing task. The Journal of Strength & Conditioning Research, 2021, 35.1: 267-274.