From:吉田 将司
こんにちは、吉田です。
ダイエットやボディメイクに取り組んでいると、
・トレーニングがめんどくさい
・プロテインを飲むことがだるい
といった感じで、やる気が出ない時期がありますよね。
(私は1か月に1回くらいあります。)
こういう時に私は、近所のサウナに行きます。
というのも、私が通っているサウナには筋肉隆々の人がたくさん通っていて、
彼らの肉体を生で見るたびに「私も鋼の肉体に近づけるよう、もっとトレーニングを頑張ろう」と、やる気が湧いてくるからです。
つい先日もサウナに行ってきたのですが、
ふと、「なぜ、身体を鍛えている人が足しげくサウナに通っているんだろう」と疑問を感じました。
そこで調べてみたところ、サウナは…
ダイエットやボディメイクに嬉しい効果があることがわかりました。
■サウナで得られる効果
サウナで得られる効果は様々ありますが、特にダイエットやボディメイクに関連性があるのは下記の3つです。
・消費カロリーを増やす
・疲労回復
・心理的ストレスの緩和
順番に解説していきます。
▽消費カロリーを増やす
サウナは身体を動かすことなく座っているだけですが、実は消費カロリーが高めです。
体重70kgの人が1時間サウナに入った場合の消費カロリーは220kcalで、スクワットを35分続けた場合とほぼ同等になります ※1
例え休憩を挟んだとしても、35分間スクワットをするのはかなり難しいと思います。
しかし、サウナは座っているだけなので、休憩を挟みながら行えばスクワットよりも身体への負荷は少ないでしょう。
ダイエットは摂取カロリーより消費カロリーが上回る必要があるので、サウナで消費カロリーを増やすことは非常に有効な手段だと言えますね。
▽心理的ストレスの緩和
東フィンランド大学が行った研究では、精神病性障害の病歴のない42〜61歳の2,138人の男性を下記の3つのグループに分けてサウナと心理的ストレスの関係性を調べました。
A.週1回の頻度でサウナに通う
B.週2~3回の頻度でサウナに通う
C.週4~7回の頻度でサウナに通う
約24. 9年間にわたって追跡調査をしたところ、週4回以上サウナに通った人は、週1回だけの人と比べて精神疾患の発症率は約77%も低下したことが判明しました。※1
これらの結果から、サウナには心理的ストレスの緩和効果があると、この研究では結論付けられています。
※もちろん精神疾患の原因は心理的ストレスだけではありませんが、この研究によると上記のような結論が導き出されたとのことです。
過去のメルマガでも何度か取り上げているように、心理的ストレスには筋肉の成長を阻害する効果があるので、なるべく溜めないように注意が必要です。
ストレス発散の方法は人によって様々ですが、次に紹介する疲労回復効果も含めると、サウナ通いが非常に合理的な方法だと考えられます。
▽疲労回復
この研究では慢性疲労症候群患者(まんせいひろうしょうこうぐんかんじゃ)10名に定期的にサウナに入ってもらい、症状の変化を追っていきました。
具体的には60度のサウナに15分間入浴し、その後ベッドで30分間休むルーティンを週5日間、4週間連続して行いました。
その結果、「慢性疲労症候群」の疲労や倦怠感(けんたいかん)などの症状を平均で約10〜20%ほど軽減できたそうです。※2
※慢性疲労症候群の発症は原因不明ですが、発症すると強い倦怠感を始めとして、様々な不調が起きます。
トレーニングで身体を鍛えた後に栄養補給にプラスしてサウナに入ることで、筋肉の回復を早め、さらに大きな筋肉に育ちやすくなるでしょう。
つまり、筋肉隆々の男性たちは、
・消費カロリーを増やすため
・心理的ストレスの解消のため
・疲労回復のため
この3つの目的でサウナに通っているのでしょう。
確かにサウナに入った翌日は心も体もスッキリしているので、彼らがサウナに通う理由も納得です。
「上達の近道はうまい人のマネをすること」と言うように、ダイエットやボディメイクで成功したいなら、まずは目標とする人の習慣をマネするところから始めるのも有効な手段です。
ぜひあなたもトレーニングや食事のコントロールに加えて、サウナにも通ってみてはいかがでしょうか?
(私はサウナに通う回数を増やそうと思います!)
それでは、また。
ありがとうございました。
–吉田 将司
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【参考・引用文献】
※1 Sauna Bathing and Risk of Psychotic Disorders: A Prospective Cohort Study. Tanjaniina Laukkanen, Jari A. Laukkanen, Setor K. Kunutsor, Med Princ Pract 2018;27:562–569
※2 Effects of Waon Therapy on Chronic Fatigue Syndrome: A Pilot Study. Intern Med 54: 333-338, 2015