From:吉田 将司
こんにちは、吉田です。
ダイエットや糖質コントロール中は、食事だけでなく飲み物にも注意しなければなりません。
例えば、野菜ジュースやフルーツジュースです。
野菜やフルーツが使われていると一見ヘルシーそうな感じがしますが、
実際のところは糖質がたっぷり含まれていてダイエットに不向きなものも多くあります。
いつもこのメルマガを読んでいるあなたなら、この事実はすでにご存じかもしれませんね。
そして、もう1つ注意しなければならない飲み物があるんです!
その飲み物とは…ダイエット飲料です。
ダイエット飲料といえば、
・脂質の吸収を抑えるお茶
・ノンシュガーのエネルギー飲料
・カロリーがゼロに近いジュース
など、健康促進効果や糖質・脂質の少なさを謳った飲み物ですね。
この事実を知って「体に良いものを摂っているのになぜ?」と思うかもしれませんね。
実はアメリカで行われた研究によると、ダイエット飲料を飲む人は高脂質、高カロリーな食べ物を食べる傾向が高まるそうなんです!※1
この研究では22,513名の成人アメリカ人男女を対象に、10年間の健康栄養調査を解析しました。
その結果、ダイエット飲料を飲む人は1日の総カロリー消費量が少ないにもかかわらず、嗜好品(チョコやアイスなどの高カロリーで栄養価の低いもの)から多くのカロリーを摂取していることがわかりました。
この研究結果を発表した教授は、ダイエット飲料を飲む人はその安心感から「ちょっとくらい高脂肪高カロリーな食事を摂っても大丈夫」や「高脂肪高カロリーな食事を摂ったからダイエット飲料を飲んでおけば安心」と考えているかもしれないと考察していました。
確かに、こういった飲み物を飲むと「我慢したんだからちょっとくらいご褒美があっても良いよね」という気持ちになりますよね。
しかし、ダイエット飲料を飲んで「架空の達成感」を得て、高カロリーな食べ物を摂取してしまっては元も子もありません。
ダイエット飲料は決して悪いものではありませんが、飲んだから安心といって嗜好品を食べないよう、十分注意していきましょう。
というわけで、今回はダイエット飲料に潜む危険についてご紹介しました。
念のためにお伝えすると私は「ダイエット飲料を飲んではいけない」とは思っていません。
効果的に使えば食事のコントロールによるストレスを緩和しつつ、楽しく理想のカラダに近づけるアイテムだと思っています。
だからこそ、あなたには使い方を間違えてほしくありません。
ぜひ今回の内容を参考に、ダイエット飲料との向き合い方を見直してみてくださいね。
それでは、また。
ありがとうございました。
-吉田 将司
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【引用・参考文献】
※1 AN, Ruopeng. Beverage consumption in relation to discretionary food intake and diet quality among US adults, 2003 to 2012. Journal of the Academy of Nutrition and Dietetics, 2016, 116.1: 28-37.