こんにちは。【24/7ダイエッター】ナビゲーターの古川です。さて、これまで「痩せたいなら1日5~6回食べろ!」「忙しい人でも出来る多食のススメ」というお話をしました。空腹時間を作らないことがダイエットにおいては大事でしたね。それだけでも頭に入れて覚えておいてもらえればなと思います。
さて、今日の話・・・に移る前に、読者からいただいた以下の質問に答えたいと思います。
糖質以外にも気をつけるものはありますか?
そうですね、マニュアルで「たんぱく質」「脂質」についても書いたのですが、もう一つ気をつけて欲しいものがあります。それが「塩分」です。塩分を摂り過ぎると健康に悪いですし、体重が落ちるスピードも減ります。「塩分を摂り過ぎていないか?」それも日々の食事の中で意識していきましょう。
あ、塩分と言えばサプリメントは注意が必要です。サプリによっては成分の中に「ナトリウム」が含まれるものもあります。ナトリウム=食塩に含まれる成分の一部です。ナトリウム量が多いサプリを飲むと塩分の摂り過ぎにつながるので、、、もしサプリメントを飲まれているなら(もしくは今後飲もうとしているなら)成分表示をチェックしてみてくださいね。
参考)ちなみにナトリウム量から塩分の量を調べる計算式は以下です。
【塩分(g)=ナトリウム(g)×2.54】
ex)ナトリウム1gなら塩分約2.54gです。
さて、それでは今日は次のテーマをお話しします。
ダイエットエネルギーバランス調整法
なにそれ?と思うかもしれませんが、これもとても重要なことなのでぜひお読みになって下さい。
まずはじめに、僕らが24/7Workoutで「どのようにして1人1人に合わせたダイエットプログラムを作っているのか?」というところからお話しします(こういう話ってまず他では聞けないと思います)。
僕ら24/7Workoutでは、お客様のこれまでの生活習慣や理想の体型をヒアリングして、その人だけのオリジナルのダイエットプログラムを作成しています。で、そのプログラムを作成する際に重要になってくるのが「エネルギーバランス」です。
エネルギーバランスとは、「食事」によるエネルギーの摂取量と「運動」によるエネルギーの消費量が同じ状態の時に得られます。
エネルギー摂取量 = エネルギー消費量
これがエネルギーバランスが取れている状態です。で、ダイエットやボディメイク時は、このエネルギーバランスを調整する必要があります。どういうことかというと・・・減量して痩せたいという場合は、エネルギー不足の状態を生まなければいけません。低カロリーで健康的な食品を食べて、そして運動で消費エネルギーを増やすんですね。
エネルギー摂取量 < エネルギー消費量
です。
逆に、体を大きくしたい場合、エネルギーをたくさん摂取する必要があります。
エネルギー摂取量 > エネルギー消費量
です。
エネルギーという言葉を使いましたが「カロリー」で考えると分かりやすいと思います。まあ、早い話が「摂取カロリー < 消費カロリー」となるようにコントロールする、という話ですね。
・・・という話をすると「なんだ知ってるよ」と思うかもしれませんが、実は次のような落とし穴があります。それは、「摂取カロリー < 消費カロリー」という状態を続けているだけではダイエット成功は難しい、ということです。具体的にお話ししますね。
例えば、身長170cm/体重70kgの男性が、3ヶ月で60kgを目指しているとしましょう。脂肪1kgは約7,200kcalですから、体重を10kg落としたいのなら
7,200 × 10 = 72,000
72,000kcal消費する必要があります。それを3ヶ月で達成するとなると、1日に消費するべきカロリーは…
72,000kcal ÷ 90日(3ヶ月)= 800kcal
です。1日800kcalマイナス。それを90日間続けることが出来れば、理論上マイナス10kgは達成可能です。
・・・というように、今の体重と理想の体重(体型)をヒアリングして、そして目標から逆算して1日のカロリー目安を計算していきます。それを無理なく達成するために、日々の食事で気を付けることは何かとか。どんなメニューならカロリーを抑えつつ、かつ健康的な食事が出来るかとか。また、週1~2回どんなトレーニングをしたら達成できるかとか。そのようなことを1人1人に合わせて提案していくわけです。
・・・が!
先ほども言ったように「摂取カロリー < 消費カロリー」状態をただ続けているだけではダイエット成功は難しいのです。なぜなら、僕らの身体には「恒常性」という機能があるからです。という話を踏まえて、次のテーマに進みたいのですが…これまた長くなりそうなので、続きは次のメッセージでお話しします。続きを少し話すと「あえて食べることがダイエットにおいて重要」という話ですね。
また食事の話か!と思われるかもしれませんが、ダイエットの停滞期を乗り越え、より効率的にダイエットしていく、という話ですので、ぜひ知っておいてもらいたいなと。
それではまた。ありがとうございました。
古川