糖質制限中にお酒が飲みたくなってしまった、また糖質制限しているけどお酒を控えるのは難しい、、、そのような悩みを抱えていると思います。
また、飲みたくないけど付き合いで糖質制限中どうしてもお酒を飲むことになった、、、という状況もあるかもしれません。せっかく今まで我慢していたのに糖質制限が台無しになってしまう、、、そのような不安があるかもしれません。
ただ、実は糖質制限ダイエットに成功している人は、禁酒しているわけではありません。ダイエットトレーナーたちもお酒を飲んでいます。賢く付き合えば、糖質制限中でもお酒を飲んで大丈夫です(飲まない方が良いタイミングもあるのですが、それはこの記事でお伝えしています)。
この記事を読んで、糖質制限中でもお酒を楽しんでいきましょう!
目次
1.糖質制限中でも飲んでもよいお酒と飲まない方がよいお酒
2.糖質制限中のお酒のおつまみはコレ!
3.これだけは気をつけたい!糖質制限中のお酒の注意点
3-1.筋トレ後はお酒を飲まない
3-2.飲み過ぎると脂肪が分解されにくくなってしまうということ
4.まとめ:糖質制限中でも我慢せずお酒を楽しみましょう
1.糖質制限中でも飲んでもよいお酒
そもそも、太る主な原因というのは「糖質の過剰摂取」によるものです。なので、ダイエット中のお酒は糖質量が低いものを選んでいきましょう。
1-1.糖質ゼロ・糖質オフ系
糖質ゼロ、糖質オフと記載されているものはその名の通り糖質量が低めなので飲んでも大丈夫です。
糖質ゼロと記載されているものの中にも、実は糖質が含まれているものもあります。というのも、糖質ゼロの記載は食品100g当たりの糖質が 0.5g未満である場合に認められているためです。なので、糖質ゼロ系やオフ系を飲む際は、ラベルに記載されている糖質量をしっかりとチェックしま しょう。
1-2.ハイボール(ウィスキー)系
ウィスキーは糖質が0gなので、飲んでも大丈夫です。ウィスキーを割ったハイボールも糖質が低いので飲んでも問題ありません。
ただ、コーラハイボールやジンジャーハイボールなど、ウィスキーを割るものによっては糖質が多く含まれるものもあります。なので純粋なウィスキーやハイボールを飲むようにしましょう。
コーラ100g中の糖質量…11.4g
ジンジャエール100g中の糖質量…9g
1-3.ワイン系
ワインも糖質量が低めなので、ダイエット中のお酒としてオススメです。
赤ワイン100g中の糖質量…1.5g
白ワイン100g中の糖質量…2.0g
1-4.その他のお酒
焼酎、ブランデー、ウォッカ、ジン、ラム系も糖質がほぼ0gなのでオススメです。
1-5.糖質制限中は控えたいお酒
逆に、糖質制限中に控えたお酒は「糖質が高いもの」です。例えば、ビール、日本酒、梅酒、甘酒など。飲み過ぎには注意をしましょう。
私たちがお伝えしているダイエットは「糖質制限(1日の糖質量をコントロールすること)」を基本としていますが、その考えでいくと1日の糖質摂取量は「体重(kg)×1g以内」です。60kgの方であれば、60g以内に糖質量を抑えると理想の体型を目指せます。糖質制限について詳しく知りたい場合は、別記事「日本一分かりやすい糖質制限ダイエット成功マニュアル【保存版】」で詳しくお伝えしてますのでよかったら参考にしてみてください。
2.糖質制限中のお酒のおつまみはコレ!
気をつけたいのが、お酒と一緒に食べる「おつまみ」です。いくら糖質量が低いお酒を飲んでいたとしても、糖質やカロリーの高いおつまみを食べていたら元も子もありません。
そこで、糖質が低く、かつカロリーも低いおつまみを紹介します。参考にしてみてください。
太る主な原因は糖質だとお伝えしましたが、いくら糖質を抑えていてもカロリーを過剰摂取すると脂肪が増えてしまいます。約7200kcalで中性脂肪1kgなので、カロリーの過剰摂取は気をつけましょう。
2-1.スルメ・あたりめ系
スルメ/あたりめは糖質が一袋当たり1g未満のものがあるのでおつまみとして最適です。また、噛みごたえがあり、お腹にも溜まりやすいのでオススメです。
スルメ/あたりめ100g中の糖質量…0.4g
2-2.肉類
スモークタン、スモークささみ、ロースハムなど、お肉の燻製や加工食品は糖質量が低いものが多いです。それでいてタンパク質は多く含まれているので、ダイエット食としてオススメです。
スモークタン100g中の糖質量…0.9g
ロースハム100g中の糖質量…1.3g
2-3.チーズ類
チーズも糖質量が低く、そしてたんぱく質量が多いのでオススメです。6Pチーズや一口サイズのチーズなど、チーズであればどのような食品でも大丈夫です。
まろやか6Pチーズ1食あたりの糖質量…0.2g
スモークチーズ1食あたりの糖質量…1.0g
2-4.他、加工食品やおつまみとして食べられるもの
魚スナックや刺身、また焼き鳥(塩)なども糖質量は低め(100g中の糖質量は5g以下のものが多い)なのでオススメです。
※糖質の低いおつまみを自分で探す場合は、商品のラベルに記載されている「栄養成分表示」を確認します。そして炭水化物(糖質)量を見て、それらが低いものを選んでいきましょう。
3.これだけは気をつけたい!糖質制限中のお酒の注意点
基本的には糖質の低いお酒を飲めば糖質制限に支障はありませんが、それでも注意したいことが2つあります。
・筋トレ後にお酒を飲むとダイエット効率が落ちるということ
・飲み過ぎると脂肪が分解されにくくなってしまうということ
一つずつ見ていきましょう。
3-1.筋トレ後にお酒を飲むと糖質制限ダイエットの効率が落ちるということ
糖質制限ダイエットに筋トレは欠かせませんが、筋トレ後にお酒を飲んでしまうと効率が落ちてしまいます。なので、筋トレ後はお酒を飲まないようにしましょう。
なぜ糖質制限ダイエットに筋トレが欠かせないのか?それは、筋トレすることで「痩せやすく、太りにくいカラダ」を作ることが出来るからです。具体的には次でお伝えしていますので、このまま読み進めてみてください。
3-1-1.筋肉が作られにくくなるため
筋トレの直後は筋肉が効率的に作られるのですが、お酒を飲むと筋肉が作られにくくなります。なぜならお酒には、筋肉作りのサポート役である男性ホルモン「テストステロン」の分泌を抑える働きがあるからです。
女性であっても男性であっても、糖質制限ダイエットに筋肉は重要です。というのも、筋肉量を増やすことは基礎代謝量を増やすことにつながるからです。
基礎代謝量を増やせば、1日に消費できるカロリー量が増えるので、太りにくく痩せやすいカラダになります。
そのため糖質制限ダイエットに筋トレは効果的なのですが、、、お酒を飲むことで、筋肉がつきにくくなってしまい、筋トレの効率が落ちてしまいます。
なので、筋トレ後はお酒を飲まないようにするのがベストです。できれば、その日だけは飲まないようにしましょう。
3-1-2.筋肉が分解されてしまうため
筋トレ後にお酒を飲んではいけないもう一つの理由は、お酒を飲むことで筋肉が分解されてしまうためです。
お酒を飲み過ぎると、コルチゾールというストレスホルモンがたくさん分泌されます。コルチゾールは筋肉を分解する働きがあり、筋肉が分解されると基礎代謝量の低下につながってしまいます。
結果的にダイエット効率も落ちてしまうので、やはり筋トレ後はお酒を飲まないようにすることがベストです。
3-2.飲み過ぎると脂肪が分解されにくくなってしまうということ
糖質制限中のお酒の注意点2つ目は、飲み過ぎると脂肪が分解されにくくなってしまうということです。具体的にお伝えしますね。
お酒を飲むと、私たちのカラダはアルコールを「毒素」だと認識します。そのため、毒素を体から出すためにアルコールの分解が優先して行われます。
アルコールの分解が行われる場所は肝臓です。そして肝臓は、脂肪の分解にもかかわる器官です。お酒を飲むとアルコールの分解が優先されてしまい、脂肪の分解は後回しにされてしまいます。
また脂肪の分解だけでなく、筋肉の合成も肝臓が関わっているので、お酒を飲むことで筋肉が作られにくくなってしまいます。
つまり飲み過ぎると、
・脂肪が分解されにくく、蓄積されやすくなってしまう
・筋肉の合成が後回しにされ、筋肉がつきにくくなってしまう
というデメリットがあるため、飲み過ぎにだけは注意しましょう。個人差はありますが、1日1~2杯で抑えるとベストです。
4.まとめ:糖質制限中でも我慢せずお酒を楽しみましょう
以上、糖質制限中のお酒についてお伝えしました。
お酒が好きな人にとっては、いくら糖質制限中であっても禁酒するのは難しいですよね。ただ、飲んでも良いお酒を選び、そして飲み方に注意すれば、糖質制限中でもお酒を楽しむことが出来ます。
我慢はストレスの元になりますし、ストレスはドカ食いやモチベーションの低下につながります。
・糖質が低いお酒を選んで飲む
・糖質が低いおつまみを選ぶ
・筋トレ後はお酒を飲まない
・飲み過ぎに注意する
これらを意識して、ストレスを溜めることなくお酒を楽しんでいきましょう。
[no_toc]