「糖質制限をしていると体臭がきつくなる」という噂を聞いたことがあると思います。

まず結論をお伝えしますと、糖質制限によって体臭がきつくなることはあります。

糖質制限を行っている、もしくはこれから行う場合はとても気になる問題ですよね。

体臭ってなかなか自分で気づくのが難しいですし、だからこそ「気づかぬうちに臭っていたら・・・」と不安になることもあるかもしれません。

ですが、糖質制限による体臭は、食事の内容を変えるだけで簡単に解消することができます。

そこで今回は、糖質制限中に体臭がキツくなる原因とその対処法、そして自分の体臭の簡単なセルフチェックの方法をお伝えします。この記事を読んで実践すれば糖質制限中に体臭で悩むことはグッと少なくなるはずです。ぜひ参考にしてみてくださいね。

糖質制限ダイエット中に体臭がキツくなる原因はケトン体

糖質制限中の体臭は「ケトン体」が原因です。ケトン体とは、糖質制限で体内に糖質が不足すると体内で作られる酸性の物質で、

独特の甘酸っぱい臭いがします。このケトン体が糖質制限中に体臭がキツくなる原因になります。

ただ、このケトン体は糖質制限中の体を活動させるための重要なエネルギーになります。普段は糖質が体を活動させるエネルギー源となりますが、糖質制限中は糖質からエネルギーを作ることができないため、エネルギー不足になってしまいます。

それを防ぐためにアミノ酸や脂質に含まれる脂肪酸が分解されエネルギーにしたのがケトン体になります。このケトン体は肝臓に作られた後に血液中に流れて全身に行き渡ることで体臭の原因になります。

原因は分かったけど実際に自分は体臭がするのだろうか？と疑問に思われるかもしれません。次の章では簡単にできる臭いチェックの方法をお伝えします。

糖質制限ダイエット中の体臭のセルフチェックしましょう

体臭に気づかないことには対処のしようもありませんよね。自分の衣類を臭いで体臭をチェックする方法をお伝えしていきますね。

①入浴前に1日着た衣類をビニール袋に入れる

※この際の衣類は臭いがつきやすい肌着がオススメです。

②入浴して嗅覚をリセットさせる

③入浴後に衣類を入れたビニール袋の臭いを嗅ぐ

入浴をすると水蒸気の影響で嗅覚がリセットされます。また自分の臭いもなくなりますので入浴前の衣類の臭いが判別しやすくなります。

次の章では、臭いが判明した場合の対処法をお伝えしていきますね。

糖質制限ダイエット中に体臭がキツくなってしまった場合の対処法

糖質制限中の体臭を改善する方法は、「糖質制限を見直す」「アルカリ性の食べ物を食べる」の2つです。

糖質制限ダイエットを見直す

体臭の原因であるケトン体を出さないようにするには、糖質制限ダイエットを見直す必要があります。さきほどもお伝えしましたが、糖質が不足しすぎるとケトン体が発生して体臭の原因に繋がります。つまり、適切な糖質の摂取をする必要があります。

糖質制限中の1日の摂取量目安は「体重×1g以内」です。体重が60kgであれば糖質60gです。なので、体臭がする場合はこの目安より下回っていないか確認しましょう。どんなものを食べれば良いかわからない場合は、「糖質制限時に食べていいもの、食べてはいけないものまとめ」で糖質量の低い食品一覧を記載してますので、よかったら参考にしてみてください。

アルカリ性の食べ物を食べる

アルカリ性の食べ物を食べるようにしましょう。なぜなら、ケトン体は酸性の物質で体臭がキツイ場合は体の体液が酸性なっていることが多いからです。つまり、アルカリ性の食品を食べることで体の体液を中和すれば臭いの改善が期待できます。

アルカリ性の食べ物ってどんなものがあるのって思われるかもしれません。主に野菜、果物、海藻、きのこ、大豆などはアルカリ性が多く含まれています。また、ケトン体にはクエン酸も効果が期待できますので、レモンやグレープフルーツもオススメです。

ダイエット中にオススメのアルカリ性の食品リスト

※100gあたりの糖質量になります。

まとめ：糖質制限ダイエット中の体臭を予防してダイエットを成功させましょう。

いかがだったでしょうか。糖質制限中に体臭がキツくなってしまうのは嫌ですよね。せっかく順調だったダイエットのスピードを遅らせる原因になってしまいます。この記事を読んで体臭の悩みを解消しダイエットを成功させていきましょう。