
From:神木 亮
こんにちは、神木です。
ジムに通っているおじいちゃんやおばあちゃんって若々しく見える人が多いですよね。
私もまあまあいい歳なので羨ましく思います。
実はあれ、「若く見える」のではなく「本当に若い」と科学的に証明されていることなんだそうです。
あなたも日頃ダイエットのために運動をしていると思いますが、ただ痩せられるだけではなく「若くなる」というメリットもあるということです。
一体どういうことなのか?
このワケは私が最近読んでいたある本の中に書き記されていました。
その本では、
「身体を活発に動かした人の脳は機能が向上し、加齢による悪影響が抑制され、むしろ脳が若返る」
とあったのです。
「見た目」ではなく「脳」が若返るとは一体どういうことなのでしょうか?
ダイエット中で運動・トレーニングへの意欲が高いあなたにも興味深いトピックかなと思ったのでご紹介させていただきますね。
私が読んだ本は『一流の頭脳』という、スウェーデンのカロリンスカ研究所で医学を学んだ秀才、アンダース・ハンセンが書いたものです。※1
ちなみにカロリンスカ研究所とは、1810年に医学研究のために設立されたスウェーデン最大の教育研究機関です。
ノーベル賞のなかでも世界最高の栄誉と考えられている物理学賞、化学賞、生理学・医学賞のうち、カロリンスカ研究所は1901年以来、生理学・医学賞の受賞者を選ぶ権利を与えられている選ばれし超名門です。
そんな医学の名門で学び、何千という研究論文を読んできた著者が「人生に対する考え方まで変わるきっかけとなった」と絶賛していた研究論文があります。
それが、
「身体を活発に動かした人の脳は機能が向上し、加齢による悪影響が抑制され、むしろ脳が若返る」
という論文です。
内容をざっくり紹介しますね。
ある実験の結果、ケージで飼育されていたマウスのうち、回し車をこいだマウスは脳の老化が遅いことがわかりました。
そこで、
「人間も、身体を動かせば脳の老化を遅らせることが出来るのではないか?」
とアイオワ大学のミシェル・ボス博士たちは考えました。
まず、60歳の被験者100人をA・B2つのグループにわけます。
・Aグループ:週に数回の心拍数が上がる程度の強度の運動1年間継続
・Bグループ:Aグループと同じ頻度で、心拍数が上がらない程度の軽い運動を1年間継続
実験開始前に、どちらのグループもMRIによる脳の検査を受けてもらい、1年後にもMRI検査を受けてもらいました。
すると1年後、強度のある運動をつづけたAグループは軽い運動をしたBグループよりも健康になっただけではなく、明らかに脳が若返っていたのです。
彼らの脳は1年間加齢がまったく進んでおらず、特に脳の中でも加齢の影響をもっとも受けやすいといわれる領域は衰えるどころか強化されていたそうです。
更に言えば、認知機能(自発的な行動や、計画力、注意力等を制御する重要な機能)も衰えるどころか向上していたんです。
これってすごいことですよね。
運動は健康維持やダイエットに役立つのはもちろんですが、脳の年齢までも若くしてくれるということなんですから。
ポイントはただちょっと運動するのではなく、心拍数が上がる程度の運動をすることですね。
さて、ここであなたは毎日どの程度運動を行っているでしょうか?
「運動は脳にもイイ」ということを踏まえて、目標体重を達成してからも、いつまでも若々しくいられるよう運動を心がけてもらえたらうれしいです。
私もまだまだ若々しくいたいのでしっかりと運動を続けていきたいと思います。
それでは、また。
ありがとうございました。
-神木 亮
早く結果を出したいなら…
24/7Workout精鋭プロトレーナーが厳選・開発!
こだわり抜いて作られたサプリメント・グッズ・レシピ本など、あなたのダイエットをサポートするアイテムが勢ぞろい!
【引用・参考文献】
※1 アンダース・ハンセン.「一流の頭脳」.サンマーク出版.2018/2/23.
www.amazon.co.jp/dp/4763136739
(参照 2024年12月23日)