白湯ダイエットが効果のある3つ理由と正しい飲み方と作り方


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最近、女優の深田恭子さんをはじめ、モデルさんや女性芸能人の間で「白湯ダイエット」という言葉をよく耳にするようになりました。

白湯(さゆ・しらゆ)とは、何も入れていない水を沸騰させたものを言います。

沸騰したお湯を50℃前後まで冷ましさせて飲むことで、ダイエットサポートや健康に良いと注目されています。

白湯ダイエットは、自宅で作れる手軽さ、そして体が芯からポカポカ温まるのがすぐに実感できるため、一躍注目されるようになりました。

しかし、先にお伝えしておきますが、白湯を飲むだけで痩せるわけはありませんので注意してください。適切な食事と運動をした上で白湯を飲めばダイエットの効果が高まります。

そこで今回は、白湯がダイエットに効果がある理由と作り方、飲み方、そして痩せるための食事と運動のコツをお伝えしていきます。

白湯にダイエットの効果がある3つの理由

白湯はダイエットに効果と言われているのは3つの理由があります。早速、みていきましょう。

基礎代謝の向上

白湯を飲むと、内臓体温が1℃高まると言われており、基礎代謝が通常より約10~12%ほど高まると言われています。基礎代謝とは、生きる上で体が機能を維持するために必要なエネルギー代謝のことを言います。

体温を維持したり、内臓を動かしたり、寝ている間や何もしていないときにも使われるエネルギーのことです。

つまり白湯を飲んで基礎代謝が上がると、食物から摂取したカロリーをエネルギーとして利用する働きが高まるので、太りにくく痩せやすい体質になるのです。

内蔵機能が活発化する

白湯を飲んで内臓が温まると、内臓機能が活発に働くようになるため、体内に溜まった老廃物や不純物が尿や便、そして汗から体外へ排出されるようになります。

今まで有害物質を無毒化に働いていた肝臓が元気になるため、食べ物の消化がよくなり、便秘改善にも役立つと期待されています。

摂取カロリーを抑える

食前に汁物やスープといった温かいものを先に摂取すると、満腹中枢を刺激するため、食べ過ぎを予防できます。

食前や食事中に白湯を飲めば、食べ過ぎを抑える事ができるのでダイエット効果が期待できます。

白湯の作り方

では、早速「白湯」の正しい作り方をみていきましょう。

白湯の作り方は、水を沸騰させてから冷ますだけです。

以下の3つの方法で作ることができます。

  • 電子ケトル
  • 電子レンジ
  • やかん

一番簡単な作り方は、電子ケトルです。電子ケトルがない場合は電子レンジがオススメです。

どの作り方でも効果に差はないので、自分にあったものを選びましょう。

 

電子ケトルで作る方法

①電子ケトルに水を入れて蓋をしてスイッチを入れます。※水道水でもミネラルウォーターでも大丈夫です。

②水が沸騰したらケトルの蓋を取り、「少し熱いけど飲めるくらい」の温度(40~50℃)まで冷まします。

③温度が40~50℃になったらカップに注いで、適温まで冷ましてからすするようにして時間をかけて飲んでください。

電子レンジで作る方法

マグカップにミネラルウォーターを入れる。

500Wで1分半ほど電子レンジで温める

熱さを確認して、時間をかけて飲んでください。※熱すぎた場合は「少し熱いけど飲めるくらい」の温度(40~50℃)まで冷ましましょう。

補足:電子レンジの場合は水道水はNGです。

水道水には余分な成分(カルキやトリハロメタンなど)が含まれています。そのため、やかんやケトルは沸騰することで余分な成分を取り除く効果が期待されます。一方で、電子レンジは沸騰させることが難しいので水道水は使用しないようにしましょう。

やかんで作る方法

やかんに水を入れて蓋をして強火にかけます。※水道水でもミネラルウォーターでも大丈夫です。

②水が沸騰したらやかんの蓋を取り、弱火にしてさらに10~15分ほど沸かし続けます。

10~15分沸かしたら火を止めて「少し熱いけど飲めるくらい」の温度(40~50℃)まで冷まします。

温度が40~50℃になったらカップに注いで、適温まで冷ましてからすするようにして時間をかけて飲んでください。

1日に飲む分をまとめて作る場合は、朝1日分の白湯を作って、ポットで保存しましょう。

補足:アーユルヴェーダ式の白湯の作り方

白湯は元々、インドの伝統医学(アーユルヴェーダ)が由来です。アーユルヴェーダは生命エネルギー「火」「風」「水」の力を取り入れることで効果が高まると言われています。

水を使用する。※水のエネルギー

やかんに入れた水を火で沸騰させる。※火のエネルギー

温めた水を換気扇を使用して冷ます。※風のエネルギー

アーユルヴェーダ式で作りたい場合は、上記の方法に従って作るようにしましょう。

でも実際、朝はバタバタしてやかんでお湯を沸かしてる時間なんてないなんてこともありますよね。アーユルヴェーダ式にこだわらない場合は電子ケトルや電子レンジで作りましょう。

では、次の章では白湯をどれくらい、どのタイミングで飲めば良いのかをお伝えしていきますね。

 

白湯の飲み方とタイミング

ここからは、白湯の飲み方とタイミングをみていきましょう。

①目安は一日700~800ml※何杯かに分けて飲む

ダイエット効果を高めるためには、白湯を飲みすぎると体に必要な栄養までも排出されてしまうため良くありません。

そのため、白湯は一日700~800mlを目安に飲むようにしましょう。

※1杯200mlくらいにして4杯くらいに分けて飲むようにしましょう。

②ベストタイミングは起床後

朝起きてすぐに1杯の白湯を飲むと、休んでいた内臓が温まり、代謝がよい状態が1日中続きやすくなります。

他にも、朝・昼・夕の食事中に、ゆっくりと、少しずつ白湯を飲むとよいと言われています。

1日のスケジュールは下記のようになります。

タイミング 白湯の量
起床直後 200ml飲む※朝食は30分後
朝食 食事と一緒に200ml飲む
昼食 食事と一緒に200ml飲む
夕食 食事と一緒に200ml飲む

 

③すするように飲む

白湯を一気に飲んでしまうと胃液が薄まるため、消化を妨げてしまいます。

すするようにして飲むと、胃腸を温めることができて、消化する力を高める効果が期待できます。

白湯はゆっくり飲んで、内臓全体が温めて代謝をアップさせましょう。

 

④白湯の適温は40~50℃

冷まし過ぎると効果が半減してしまうため、「少し熱いけど飲める温度」で飲むように心がけてください。

⑤30分程度空けてから食事する

白湯を飲んで30分程度時間を空けてから、朝食を摂取するようにしてください。

白湯を飲んでからしばらく時間をおくことで、胃腸が動き出して、朝食で食べたものの消化を高めることができて、お腹スッキリも期待できます。

 

色んな白湯の種類とその作り方(4種類)

白湯だけでもダイエット効果が期待できますが、他の食材と組み合わせることで効果を高めることができます。また、普通の白湯は味がしないので飽きてしまい続けられない場合もあります。色んな味の白湯を飲むことで長く続けやすくなるので、ぜひ参考にして色んな白湯を飲んてみてください。

レモン白湯

白湯にレモン果汁をプラスすることで、よりダイエット効果が高めることができます。

レモンに含まれる「エリオシトリン」という成分は血糖値の上昇を抑える効果が期待できます。血糖値の上昇は脂肪の蓄積の原因につながります。

また、白湯は味がなくて苦手な場合も、レモンの爽やかさを加えることで飲みやすくなるので試してみてください。

▼レモン白湯の作り方

レモン白湯の作り方は、まず白湯を作り、白湯200mlに対しレモン果汁を5滴ほど加えるだけです。

最大で大さじ1杯程度まで、好みに合わせて果汁の量を増やしても問題はありません。

レモンは刺激が強いため、胃腸が弱い人は加える果汁の量に注意してください。

レモン白湯は1日に朝1杯だけ飲み、その他に1日5~6杯の普通の白湯を飲むのがオススメ。

レモンには健康と美容に嬉しいビタミンCが含まれており、腸内環境を改善して、免疫力を向上させる作用、抗酸化作用により免疫力が低下することを予防できます。

 

生姜白湯

身体を温める生姜は、白湯に加えることで血流の促進を大幅に上げることができます。

生姜により体の循環をよりスムーズにして、痩せやすい体へと導いてくれます。

冷えが気になる時は、生姜を積極的に取り入れると良いです。

▼生姜白湯の作り方

生の生姜を薄くスライスするか、生姜チューブをスプーン1杯を白湯に入れて溶かします。

シナモン白湯

シナモンには体温の上昇を助けたり、中性脂肪やコレステロールを下げたりする働きがあります。  

 

▼シナモン白湯の作り方

シナモンパウダーを白湯に1~2ふり入れて溶かします。※シナモンの摂りすぎには注意しましょう。

 

黒砂糖白湯

甘みが欲しいなら黒砂糖を入れると、肥満に影響するとされる「ブドウ糖」の吸収を遅らせることができます。

黒糖は摂り過ぎに注意しながら、上手に取り入れていきましょう!

▼黒砂糖白湯の作り方

スプーン1杯の黒砂糖を白湯に入れて溶かします。

 

白湯のダイエット以外の2つの効果

白湯はダイエット以外にも2つの効果が期待できます。

便秘の改善

便秘の改善にはよく水を飲むと言われますが、このとき水を温めて白湯にするだけで効果は更にアップできます。ダイエットをしていると栄養バランスが崩れて便秘になってしまう場合があります。また、胃や腸などの内臓は冷えることによって動きが鈍くなり消化機能も低下するので、便秘になりやすくなるのです。

白湯を飲むと内臓が温まって動きも活発になり、消化機能が向上して、お腹がスッキリするのを実感できます。

白湯が便秘の改善にもたらすのは、便が柔らかくなり、便のカサを増して便意を促進する働きです。

冷え性の改善

白湯を飲んで内臓から温まることによって、身体が芯まで温まり、基礎体温が上昇し、冷え性の改善に繋がります。

体が冷えやすい冬の時期だけではなく、エアコンが効きすぎて冷え性の起こる夏も体を温めてくれるため、年中通していつでも効果が期待できます。

白湯ダイエットだけで痩せるのは難しい

白湯にはダイエット効果はありますが、白湯だけで痩せることは難しいです。

白湯ダイエットに併せて、適切な食事制限と筋トレを併用することで、無理なく太りにくく痩せやすい体質を手に入れることができます。

1日の糖質摂取量を体重×1g以内にする

糖質制限ダイエットで成果を出すために、私たちは1日の糖質摂取量の目安は次のようにしています。

1日の糖質摂取量の目安 = 体重(kg)×1g

体重60kgの方であれば、1日の糖質摂取量の目安は60gです。

ただそれ以上摂ってしまうと、脂肪増加の原因となってしまいます。

自己流でやっている方は糖質を余計に摂っているケースもあるので、この目安量を守っていきましょう。

糖質制限ダイエットについて詳しく知りたい場合は「日本一分かりやすい糖質制限ダイエット成功マニュアル【保存版】」を参考にしてみてください。

週2回の筋トレをする

筋トレを続けるためには適度な頻度で行うことがおすすめです。

筋トレは週2回以上で、2~3日間の間隔で以下のメニューを行いましょう。

  • スクワット 10回×3セット
  • 背筋 10回×3セット
  • 腕立て伏せ 10回×3セット
  • 腹筋 10回×3セット

詳しい筋トレ方法を知りたい場合は「筋トレでダイエットの効果を最大化する方法!自宅でできる筋トレメニュー」で動画付きで解説してますのでよかったら参考にしてみてください。

補足:週2回以上、2~3日の間隔で筋トレをする理由

なぜなら、筋トレの強度や行う部位によりますが、毎日連続で行うことが逆効果になることがあるからです。

「超回復」という言葉を聞いたことがあるかもしれませんが、改めてここでも説明します。

筋トレをすることで、筋繊維が破壊されます。

筋繊維が破壊されると、筋肉は「壊される前よりも強くしよう」と思い、以前よりも強い筋肉を作りだそうとします。この働きを「超回復」といいます

超回復は筋トレ後、48~72時間後に行われると言われています。

ただ、超回復が行われる前に再度筋トレをして筋繊維を破壊してしまった場合、超回復が行われません。

大きくなりかけていた筋繊維を破壊してしまうので、筋肉は大きくなりません。

出来れば筋トレをする日は2日~3日ほど間隔をあけましょう。

 

 

まとめ:ダイエットに白湯を取り入れて効率的に痩せていきましょう

今回は、白湯のダイエットの効果や白湯の作り方、正しい飲み方についてご紹介しました。

白湯ダイエットは、簡単で誰でも続けられる簡単なダイエット方法です。

白湯ダイエット中に、白湯以外の飲み物を飲むことに問題ありませんが、コーラやジュースなどの甘い飲み物は避けるようにしてください。

ただ、先ほどもお伝えしてますが白湯を飲むだけで痩せることは難しいです。適切な運動と食事をしながら白湯を飲み続けることでダイエットの成功をグッと高まりますのでぜひ参考にして白湯ダイエットを始めていきましょう。